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TECHNICAL GUIDE
SOGの制御電源 AC100V
VT内蔵か低圧盤からか
図面に内蔵の有無を明記
VTなしなら電源配線が必要
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
PASのVT内蔵
SOG電源の取り方
VTはSOG(地絡継電器)の制御電源100Vをつくるためのもの。
内蔵にするか、低圧盤から引くかで工事の範囲が変わる
VT
電源をつくる
SOG
100V が必要
図
明記する
出典:HARITAの設計室「PASに内蔵されているVTの設置基準と選定方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
VTは何のために内蔵する?
PASに併設するSOGを動かすための電源をどこから取るか
このセクションで扱うこと
01
電源供給の2方式
02
選定と図面表記
01
SOGの電源をどこから取るか|2つの方式
SOG(地絡方向継電器)の動作には AC100V の制御電源が必要になる
PAS(VT内蔵)
内部のVTで100Vをつくる
内部で供給
SOG
AC100V が必要
別途の電源配線が不要
PAS(VTなし)
内部に電源をもたない
SOG
AC100V が必要
低圧配電盤
専用回路で100Vを供給
専用回路の設計が必要
VT内蔵型
VTなし+低圧盤から
SOG
PASを設置すると同時にSOGを設置する。SOGには100Vの電源供給が必要で、その供給元としてVT内蔵のPASを選ぶか、低圧盤から専用回路を引くかを決める。
02
2方式の比較|どちらを選ぶか
工事の範囲・改修時の扱い・雷対策の観点で違いが出る
VT内蔵型を選ぶと
PAS〜SOG間の別途電源配線が不要になり、工事が簡素になる
電源のルートが独立しているため、改修工事時にも電源を確保しやすい
配線距離が短くなり、雷サージによる誤動作を防ぎやすい
VTなしを選ぶと
需要家内の低圧配電盤から専用回路で100Vを供給する
メンテナンス性に優れ、コストが安価になる場合が多い
低圧盤からSOGまでの100V電源を設計に織り込む必要がある
新設・更新工事ではVT内蔵型を基本に考え、低圧盤から引く場合は電源配線を設計へ確実に反映する。
03
VT内蔵を選ぶ理由|3つの利点
設計の簡略化と信頼性の向上につながる
工
工事が簡素
PAS〜SOG間の別途電源配線が不要
配線トラブルが減る
施工の手戻りを避けやすい
改
改修時も確保
電源のルートが独立している
既存系統に影響を与えにくい
停電範囲の調整がしやすい
雷
サージ対策
配線距離が短くなる
雷サージによる誤動作を防ぎやすい
LA内蔵とあわせて検討する
SOGの動作には電源供給が欠かせない。新設・更新工事では、VT内蔵型の選定が基本になる。
04
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
「VTなし」を選んだときの工事範囲が抜けやすい
取り違えやすいところ
VTは計測用に入っている
SOGは電源がなくても動く
図面はPASの容量だけ書けばよい
VTなしでも工事範囲は変わらない
正しくは
SOG(地絡継電器)の制御電源100Vを供給するために使われる
SOGの動作にはAC100Vの制御電源が必要
「PAS200A LA・VT内蔵 方向性」のように内蔵の有無まで明記する
低圧配電盤からSOGまでの100V電源を設計に織り込む
VTなしを選んだのに電源配線を忘れると、現場で追加工事が発生する。図面表記で防げる種類の抜けになる。
05
まとめ|VTの要否は電源の取り方で決まる
「どこから100Vを取るか」を決めれば、仕様も工事範囲も決まる
1
VTはSOGの制御電源をつくる
PASにはSOGが標準で搭載され、動作には100Vの制御電源が必要になる
AC100V
2
供給方法は2つ
PASに内蔵したVTから供給するか、需要家内の低圧配電盤から専用回路で供給するか
内蔵 or 低圧盤
3
図面に内蔵の有無まで書く
表記例のように書けば、VT付きであることと方向性があることを同時に示せる
PAS200A LA・VT内蔵 方向性
VTなしを選ぶ場合は、低圧配電盤からSOGまでの100V電源を必ず設計に織り込むこと。
出典:高圧受電設備規程(JEAC8011)ほか(適用は最新版で確認)