101
TECHNICAL GUIDE
A工事はビル負担
C工事はテナント負担
上限は区分開閉器
分岐は定格の80%
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引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
テナントのA・B・C工事
分けているのは費用と業者
区分開閉器の容量が、設計できる契約容量の上限になる。
分岐回路は定格の80%以下で組む
3
つの区分
80
%ルール
16
A(20AT)
出典:HARITAの設計室「テナント電気設備の基礎知識|A・B・C工事の違いと分電盤の区分」
SECTION
01
この章で答えること
どこまでが自分の責任か
費用・業者・範囲を先に確定する
このセクションで扱うこと
01
A・B・C工事の分かれ方
02
引込計画の3ステップ
03
分岐回路の80%ルール
02
境界は区分開閉器
その2次側から先がテナント側
A工事
費用はビルオーナー
業者もビル指定
B工事
費用はテナント
業者はビルオーナーが指定
C工事
費用はテナント
業者もテナントが手配
分かれているのは「費用を誰が持つか」と「業者を誰が決めるか」の2点。
① 区分開閉器
分界点。容量が契約容量の上限
② テナント分電盤
2次側に設ける。主開閉器はELB
③ 分岐回路
定格の80%以下で設計する
「◯A以下でお願いします」は、区分開閉器の過負荷を防ぐための条件。
分電盤の位置は自由ではない。点検や保守に支障のない場所を選び、内装監理室と協議して決める。
03
取り違えやすいところ
区分と容量の思い込み
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
20ATなら20Aまでつないでよい
16A
定格の80%以下
1,600W
単相100Vなら
区分開閉器はビル側の設備
上限
契約容量を決める
分界点
先はテナント責任
主開閉器は配線用遮断器でよい
ELB
漏電遮断器の要求
一般的
要求仕様として
C工事なら盤の位置は自由
要協議
内装監理室と
点検性
保守に支障なく
同じ工事項目でも件名によって区分が変わることがある。物件ごとに確認する
この3つ、すぐ答えられますか
A工事とC工事の違い
費用負担者と、業者を誰が決めるかが違う
契約容量の上限
引込口の区分開閉器の容量で決まる
分岐回路の設計値
定格の80%以下。20ATなら16A・1,600W
主開閉器の仕様
漏電遮断器(ELB)とする要求が一般的
80%に抑えるのは、定格ぎりぎりの常時使用による内部の発熱と誤動作を避けるため。長時間運転する機器があるほど効いてくる。
04
区分ごとの中身
コンビニテナントの例
A
ビル負担
動力盤(手元開閉器)と電灯分電盤(電力量計付)
自動ドア・全熱交換器などの分岐回路
弱電端子盤までのLAN配線と防犯設備の電源
B
物件次第
費用はテナント、業者はビルオーナーが指定
該当作業がない物件もある
どこまでBに入るかは件名ごとに確認する
C
テナント負担
分電盤以降の電灯・コンセント配線
動力盤2次側の配線と機器設置
BGM・電話・防犯カメラ・LANなど独自設備
誰の負担でどこまでかを先に確定させておくと、見積の抜けと工事中の押し付け合いが減る。
05
まとめ|テナントの工事区分
区分・上限・80%
1
分けているのは費用と業者
Aはビル負担でビル指定業者、Bはテナント負担でビル指定業者、Cはテナント負担でテナント手配
A / B / C
2
上限は区分開閉器で決まる
引込口の区分開閉器から先がテナントの責任範囲。その容量が設計できる契約容量の上限になる
分界点
3
分岐は定格の80%以下
20ATなら16A、単相100Vで1,600Wが目安。発熱と誤動作を避けるための設計余裕
16A
主開閉器を漏電遮断器とすること、分電盤を点検しやすい位置に置くことは、内装監理室からの要求仕様として頻出する。