102 TECHNICAL GUIDE非常照明の電源方式規模だけでは決まらない 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
内蔵は一般配線で完結
別置は耐火配線が要る
電池は5〜6年
長寿命型は13〜15年
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照明・コンセント / TECHNICAL GUIDE
非常照明の電源方式
規模だけでは決まらない
内蔵は器具で完結し、別置は電源装置に集約する。
差が出るのは建てたあとの更新と保守
5-6
年(内蔵)
7-9
年(鉛)
5
つの軸
出典:HARITAの設計室「非常照明の電源方式(電池内蔵・電源別置)の選び方」
SECTION
01
この章で答えること
大きい建物なら別置でよいか
規模は判断軸の一つにすぎない
このセクションで扱うこと
01
2つの方式の構成の違い
02
選定を分ける5つの軸
03
ケース別の目安
02
構成が違う
電池がどこにあるか
電池内蔵方式
器具そのものが電池をもつ
停電したエリアの器具だけが点灯
電源別置方式
まとめて置いた電源装置から給電
給電された器具が点灯
この構成の違いが、施工性・信頼性・保守のすべてに波及する。
内蔵に要るもの
一般配線(VVF)だけ。器具単独で完結
別置に要るもの
耐火配線・専用分電盤・不足電圧継電器
内蔵は回路が単純なぶん地震に強く、別置は給電経路が断たれると点灯しない。
別置は経路設計が要点になる。逆に、連動点灯や将来の増設に対しては別置のほうが柔軟に動ける。
03
5つの判断軸
得意分野が分かれる
判断軸
電池内蔵
電源別置
初期コスト・施工性
有利
VVFで簡素
機器増
耐火配線・分電盤
運用・保守の手間
器具ごと
電池交換が要る
有利
電源装置に集約
更新の周期
5-6年
電池の寿命
7-9年
長寿命型13-15年
信頼性・耐震
有利
器具単独で点灯
経路次第
断たれると不点灯
拡張・点灯範囲は別置が有利。連動点灯や増設の柔軟性で差が出る
この3つ、すぐ答えられますか
構成の違い
内蔵は器具に電池、別置は電源装置から耐火配線で給電
施工で増えるもの
別置は専用分電盤と不足電圧継電器が必要
更新の周期
内蔵の電池5〜6年/鉛蓄電池7〜9年/長寿命型13〜15年
地震に強いのは
内蔵。器具単独で点灯するため回路が遮断されても点く
高所や立ち入りにくい部屋が多いほど、器具ごとの電池交換は負担になる。図面段階で保守動線まで見ておきたい。
04
ケース別の目安
どちらに寄せるか
内蔵
小規模
小規模の建物。施工が簡素で初期コストを抑えられる
初期コスト重視。蓄電池設備も耐火配線も要らない
確実な点灯重視。器具単独で点灯し地震に強い
別置
中〜大規模
中〜大規模の建物。更新を電源装置に集約できる
長期運用が前提。鉛7〜9年、長寿命型13〜15年
将来の増設が見込まれる。連動点灯にも対応しやすい
判断
総合で
初期コスト・運用保守・信頼性・拡張性を並べて比べる
規模だけで自動的に決まるものではない
建てたあと何年どう使うかで答えが変わる
施工者の視点と施設者の視点は一致しない。工事のしやすさだけで決めると、運用側に負担が残る。
05
まとめ|非常照明の電源方式
構成・軸・目安
1
構成が根本から違う
内蔵は器具が電池をもち一般配線で完結。別置は電源装置から耐火配線で給電し、専用分電盤と不足電圧継電器が要る
VVF / 耐火
2
差が出るのは更新と保守
内蔵の電池は5〜6年で器具ごとに交換。別置は鉛蓄電池7〜9年、長寿命型なら13〜15年で電源装置に集約できる
5-6 / 13-15年
3
5つの軸で総合判断
初期コスト・施工性/運用保守/更新周期/信頼性・耐震/拡張性。運用シミュレーションで比べる
規模だけ不可
小規模・初期重視・確実な点灯なら内蔵、中〜大規模・長期運用・保守重視なら別置が目安になる。
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