107 TECHNICAL GUIDE契約電力の圧縮計算足すのではなく、3回削る 技術図書館へ
107
TECHNICAL GUIDE
モーターは1.25倍
台数は100→95→90%
容量は6・14・30kW区切り
50kW未満が分かれ目
107
引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
契約電力の圧縮計算
足すのではなく、3回削る
入力換算・台数圧縮・容量圧縮の3ステップ。
50kW未満まで落ちれば低圧契約の目が出る
3
ステップ
1.25
倍(M)
50
kWが境
出典:HARITAの設計室「契約電力の計算方法【圧縮計算】について詳しく解説」
SECTION
01
この章で答えること
銘板の出力を足すだけでよいか
全機器が同時にフル稼働はしない
このセクションで扱うこと
01
契約電力の2つの決め方
02
圧縮計算の3ステップ
03
計算例でたどる
02
3回に分けて削る
入力換算・台数圧縮・容量圧縮
① 入力換算
出力を入力容量に直す
モーター1.25倍/ヒーター1.00倍
② 台数圧縮
大きい順に並べてから係数
1-2台100%/3-4台95%/5台〜90%
③ 容量圧縮
合計をブロックに分けて係数
6kWまで100%/次の14kW90%…
①→②→③の順に通す。順番を入れ替えると値が変わる。
主開閉器契約
定格電流×電圧×√3÷1000(75Aで約26kW)
負荷設備契約
動力機器から圧縮計算して算定する
主開閉器契約は使用状況によらず大きめに出る。機器リストが整うなら負荷設備契約が有利。
容量圧縮の区分は、最初の6kWまで100%、次の14kWまで90%、次の30kWまで80%、50kW超の部分が70%。
03
取り違えやすいところ
係数の当て方でずれる
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
モーターは銘板の出力を足す
1.25倍
入力容量に換算
効率
を考慮した係数
台数圧縮は並び順に関係ない
大きい順
に並べてから
100→90
%で下がる
容量圧縮は合計に1つの係数
区分ごと
ブロックに分ける
6/14/30
kWで区切る
圧縮計算だけで低圧が確定
要協議
電力会社と
50kW
未満が前提
ヒーターは効率を考えないので100%。換算するのはモーターなどの回転機
この3つ、すぐ答えられますか
契約電力の決め方
主開閉器契約と負荷設備契約の2方式
モーターの入力換算
効率を考慮して1.25倍(ヒーターは100%)
圧縮の順番
入力換算 → 台数圧縮 → 容量圧縮
低圧契約の分かれ目
圧縮後が50kW未満になれば可能性が出る
主開閉器契約は主幹の定格がわかればすぐ出る。負荷設備契約は機器リストの整理が要るぶん、実際の使い方に近い値になる。
04
計算例でたどる
7.5kWモーター2台+3.0kWヒーター1台
入力換算
モーター 7.5kW × 1.25 = 9.375kW(2台)
ヒーター 3.0kW × 1.00 = 3.0kW
この時点の合計は 21.75kW
台数圧縮
大きい順に 9.375/9.375/3.0 と並べる
1・2台目は100%、3台目は95%で 2.85kW
合計 21.6kW
容量圧縮
最初の6kW ×100% = 6.00kW
次の14kW ×90% = 12.60kW/残り1.6kW ×80% = 1.28kW
合計 19.88kW → 四捨五入して20kW
21.6kWが19.88kWまで落ちる。必要以上の契約を避けられるぶん、基本料金がそのまま下がる。
05
まとめ|契約電力の圧縮計算
方式・手順・分かれ目
1
決め方は2つある
主開閉器契約は定格電流から算出して大きめに出る。負荷設備契約は動力機器から圧縮計算して実際の使い方に近づける
主開閉器 / 負荷設備
2
圧縮は3ステップ
入力換算でモーターを1.25倍、台数圧縮で大きい順に100→95→90%、容量圧縮で6・14・30kWのブロックに分ける
1.25 / 95 / 90%
3
50kW未満なら目が出る
圧縮後が50kW未満になれば高圧契約を避けられる可能性がある。最終判断は管轄の電力会社との協議になる
要協議
圧縮計算は契約の中身を説明できるようにする作業でもある。機器リストの根拠を残しておくと協議が早い。
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