110 TECHNICAL GUIDE等電位ボンディング抵抗値ではなく差を作らない 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
主と補助の2種類
引込口の近くでつなぐ
太さは保護導体の1/2
効くかは接続の作り方
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接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
等電位ボンディング
抵抗値ではなく差を作らない
接地は大地とつなぐ話、ボンディングは建物の中の金属をつなぐ話。
相手が大地ではないので、抵抗値の目標もない
1/2
(保護導体)
6
mm²が最小
25
mm²で頭打ち
出典:HARITAの設計室「【接地・雷保護の設計マニュアル④】等電位ボンディング ― つながっていれば、差は生まれない」
SECTION
01
この章で答えること
何オーム以下にすればよいか
その問い自体が、接地の発想
このセクションで扱うこと
01
主と補助の使い分け
02
つなぐ場所と導体の太さ
03
効かなくなる原因
02
つなぐ相手と場所
主接地端子という1点に集める
外から入る金属体
水道管・ガス管
地中通信ケーブルの金属被覆
建物そのものの金属
鉄骨・基礎鉄筋
鉄筋コンクリートの主筋
電気設備の保護導体
接地線
避雷設備の引下げ導線
この3種類を主接地端子に集める。これが主等電位ボンディング。
引込口の近くでつなぐ
電位差が生まれるのは、管が建物に入った地点
奥でつなぐと
入口から接続点までが差を持ったまま建物内を走る
外から入る金属管は、建物の外の電位を引きずって入ってくる。
水道もガスも樹脂管が増え、外から金属が入ってこない建物も珍しくない。その場合は、なぜつなぐ相手がないのかを図面に残しておく。
03
取り違えやすいところ
接地の発想を持ち込まない
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
抵抗値の目標がある
ない
相手が大地でない
を作らないだけ
奥まで引いてからつなぐ
引込口
入った地点で
区間
が差を持って走る
太いほど効く
頭打ち
25mm²相当で
1/2
保護導体の半分
線が入っていれば効く
接続次第
留め方で決まる
塗膜
は絶縁物
日本の実務では内線規程や発注者の特記仕様が優先される
この3つ、すぐ答えられますか
主と補助の違い
主は建物全体を引込口付近で一度、補助は狭い範囲を追加でそろえる
主等電位用の導体
最も太い保護導体の1/2以上。最小6mm²、上限25mm²相当
補助等電位用の導体
外箱どうしなら細いほうと同等以上、外箱と金属体なら1/2以上
補助の範囲の決め方
人が同時に2つの金属体に触れられるかどうか
上限があるのは、いくら太くしても等電位化の効果が頭打ちになるから。数値は国際規格系の考え方で、根拠は案件ごとに確認する。
04
効かなくなる原因
図面上ではただの線
接触面
塗膜
塗装・防錆処理の上から締めている
塗膜は絶縁物なので強く締めても導通しない
接触面の塗装を落とすか、歯付き座金で塗膜を破る
材料
異種金属
銅とアルミ、銅と亜鉛めっき鋼を直接接触させている
湿気があると腐食が進み、数年で導通が落ちる
異種金属接続端子やめっき部材を使う
施工
圧着と継手
指定外の工具・ダイスで圧着すると振動と熱で緩む
パッキンの入る継手は電気的に切れていることがある
測定用の開放点を1か所残す。全部を溶接で固めない
補助等電位の対象になりやすいのは、水と人と金属が同居する場所。医用室、浴槽まわり、屋外の手すり・架台、サーバ室の床フレームなど。
05
まとめ|等電位ボンディング
相手・場所・作り方
1
抵抗値ではなく差
接地が大地とつなぐ話なのに対し、ボンディングは建物の中の金属どうしをつなぐ話。あるのは「差を作らない」という一点だけ
目標値なし
2
入った地点でつなぐ
外から入る金属管は建物の外の電位を引きずって入ってくる。奥でつなぐと、入口から接続点までが差を持ったまま建物内を走る
引込口
3
効くかは両端の留め方
塗装の上から締めない、異種金属を直接締めない、指定の工具で圧着する、継手はジャンパでまたぐ、開放点を残す
塗膜・異種金属
主等電位は建物の基礎工事に近い位置づけであとから足しにくい。補助等電位は部屋単位なので改修でも足せる。
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