119 TECHNICAL GUIDE契約電力の想定足し算1回、割引2回 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
需要率は1未満
不等率は1以上
低圧は契約方式
高圧は実量制
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引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
契約電力の想定
足し算1回、割引2回
設備容量に需要率をかけ、不等率で割る。
低圧は設計で決まり、高圧は使い方で決まる
×
需要率
÷
不等率
1
年間残る
出典:HARITAの設計室「【引込・受電設備の設計マニュアル②】契約電力の想定」
SECTION
01
この章で答えること
機器容量を全部足せばよいか
同時に、しかも全負荷で動くことはない
このセクションで扱うこと
01
設備容量から契約電力へ
02
3つの「率」の違い
03
低圧と高圧で決まり方が違う
02
足し算1回、割引2回
設備容量 → 最大需要電力 → 合成最大需要電力
① 設備容量
照明・コンセント・空調・ポンプ
昇降機・厨房機器を積み上げる
② ×需要率
全部が同時に全開にはならない
最大需要電力が出る
③ ÷不等率
ピークの時刻がずれる
合成最大需要電力が出る
この構造だけ覚えておけば、数字が合わないときにどこを見ればよいか分かる。
需要率|1未満
最大需要電力÷設備容量
不等率|1以上
個々の最大の合計÷合成最大
負荷率|運用の指標
平均需要電力÷最大需要電力
容量計算で効くのは需要率と不等率。負荷率は竣工後に使い方を見る指標。
需要率の数値は自分で決めるものではなく、内線規程や特記仕様で与えられる。共同住宅は戸数が増えるほど小さくなる。
03
取り違えやすいところ
率の向きと、決まり方
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
設備容量=契約電力
割引
が2回入る
需要率
と不等率
不等率も1未満の数字
1以上
定義上そうなる
÷
して小さくする
負荷率も容量計算に使う
運用
を見る指標
竣工後
の使われ方
高圧も申込みで決まる
実量制
使い方で決まる
1年
ピークが残る
需要率の数値は内線規程・特記仕様で与えられる。自分で決めない
この3つ、すぐ答えられますか
設備容量と契約電力
設備容量に需要率をかけ、不等率で割る
3つの率の違い
需要率は同時性、不等率はピークのずれ、負荷率はムラ
低圧の決まり方
主開閉器契約か負荷設備契約。設計で決まる
高圧の決まり方
過去1年で最大の月のデマンド値。使い方で決まる
高圧では一度うっかり全機器を同時起動すると、その値が1年間ずっと契約電力として残る。基本料金も1年その水準になる。
04
設計で効いてくるところ
率・契約・余裕
用途より使われ方
共同住宅は生活時間がばらけるので低い
事務所は照明とOA機器が日中そろう
店舗・工場は稼働時間ほぼ動き続ける
契約
低圧と高圧
低圧は契約方式であらかじめ決める
高圧は実量制で使い方が数字を決める
起動の時間差やデマンド監視も設計の話
余裕
盤とスペース
契約電力そのものに大きな余裕は持たせない
予備回路・盤の置き場・幹線ルートで持つ
増設が実際に起きたときだけコストが出る
まったく見込まないと契約変更・盤の増設・受電方式の変更まで発生する。過大に見込むと使われない容量に払い続けることになる。
05
まとめ|契約電力の想定
構造・率・決まり方
1
足し算1回、割引2回
設備容量に需要率をかけて最大需要電力を出し、不等率で割って合成最大需要電力にする。設備容量の合計はそのままでは契約電力にならない
×需要率 ÷不等率
2
3つの率は見ているものが違う
需要率は同時性で1未満、不等率はピークのずれで定義上1以上、負荷率は使い方のムラを見る運用指標
1未満 / 1以上
3
低圧は設計、高圧は使い方
低圧は主開閉器契約か負荷設備契約であらかじめ決まる。高圧は過去1年で最大の月のデマンド値がそのまま契約電力になる
実量制
将来増設の余裕は、契約電力ではなく盤とスペースで持っておく。契約電力に大きな余裕を持たせるのは、増設の計画が具体的に決まっているときだけ。
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