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TECHNICAL GUIDE
一次側に分離器か開閉器
短絡保護と無電圧化の2役
クラスⅠ 225AF/125A
クラスⅡ 50AF/30A
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
分電盤内SPDの
一次側と分離器の選定
SPDの一次側には分離器または開閉器が必要。
JIS規格の改定で、専用分離器との組み合わせが前提になった
Ⅰ
225AF/125A
Ⅱ
50AF/30A
分
分離器
出典:HARITAの設計室「分電盤内SPDの設置基準と選定方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
SPDの一次側に何を付ける?
雷サージから盤を守る装置だが、一次側にも保護が要る
このセクションで扱うこと
01
分離器・開閉器の役割
02
規格改定で変わったこと
01
一次側の構成|SPDの前に分離器を置く
SPDが短絡故障しても回路を守り、点検時にはSPDを無電圧にできる
分電盤 母線
電源側
分離器/開閉器
短絡保護と無電圧化
SPD
サージ防護デバイス
雷サージ
ここが一次側
SPDが短絡故障したときに短絡電流を遮断し、回路や他設備を守る
点検・取替時にOFFにしてSPDを無電圧にし、作業者の安全を確保する
一次側の保護
SPD本体
雷サージ
SPDを設置する際、一次側(電源側)には短絡電流に対する保護措置が必要。分離器または開閉器のいずれかを設けることが求められる。
02
規格改定で変わったこと
旧規格では短絡故障時の安全性に明確な要求がなく、開閉器が主流だった
旧 JIS C 5381-1
短絡故障時の要求が不明確
▶
コスト面の配慮
安価な開閉器が主流
▶
現行の規格
専用分離器との組合せが前提
従来の設計
SPDの一次側に開閉器を取り付ける方法が主流
開閉器の方が安価で、コスト削減の観点から広く採用
短絡電流に対する保護の考え方が明確でなかった
現在の考え方
製造メーカーが指定する専用分離器との組み合わせが前提
SPDとセットで試験済みの分離器が主流
配線用遮断器での代用は、規格やメーカーの指定条件に合う場合に限られる
分離器はSPDに内蔵されたタイプと、外部接続型を接続する方法がある。設置スペースや更新状況を考慮して選ぶ。
03
クラス別の選定|開閉器とヒューズのサイズ
電源用SPDは、クラスごとに対応する分離器を選定する
適用SPD
開閉器サイズ
ヒューズサイズ
クラスⅠ
225AF/225AT
開閉器で選ぶ場合
125A
ヒューズで選ぶ場合
クラスⅡ
50AF/50AT
開閉器で選ぶ場合
30A
ヒューズで選ぶ場合
開閉器またはヒューズを選定する場合の容量。実際はメーカー指定の組み合わせを確認する
選定の進め方
内蔵か外部か
分離器内蔵タイプか、外部接続型かを設置スペースと更新状況で選ぶ
クラスを確認
電源用SPDのクラス(Ⅰ/Ⅱ)に対応する分離器を選定する
図面に明記
開閉器サイズだけでなく、分離器の仕様まで詳細に記載する
図面に開閉器サイズしか書かないと、分離器との区別が曖昧になる。仕様まで書き切っておく。
04
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
「一次側は開閉器でよい」で止まると、現行の考え方から外れる
取り違えやすいところ
開閉器なら何を選んでもよい
分離器は短絡保護だけの部品
配線用遮断器はいつでも代用できる
図面は開閉器サイズだけ書けばよい
正しくは
新規格では製造メーカーが指定する専用分離器との組み合わせが前提
点検・取替時にSPDを無電圧にする役割も担う
JIS規格やメーカーの指定条件に合う場合に限られる
分離器との区別が曖昧になるため、仕様まで詳細に記載する
近年はSPDとセットで試験済みの専用分離器が主流のため、安易な代用には注意が必要になる。
05
まとめ|一次側の決め方
役割を2つ押さえてから、クラスに合わせて選ぶ
1
一次側には分離器または開閉器
SPDが短絡故障しても回路や他設備を守るため、一次側に保護措置を設ける
短絡保護
2
点検・取替時の無電圧化も役割
分離器をOFFにしてSPDを無電圧にできる。短絡保護だけの部品ではない
作業者の安全
3
クラスに対応する分離器を選ぶ
クラスⅠは225AF/125A、クラスⅡは50AF/30Aが目安。メーカー指定の組み合わせを確認する
Ⅰ:225AF/Ⅱ:50AF
SPDに分離器を内蔵したタイプと外部接続型がある。設置スペースや更新のしやすさも含めて選定する。
出典:JIS C 5381 シリーズ/各メーカー資料 ほか(適用は最新版で確認)