120 TECHNICAL GUIDE電圧降下の検証こう長はルートで決まる 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
電流×こう長÷断面積
許容値は段階的
立ち上がりも含む
まずルートを疑う
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
電圧降下の検証
こう長はルートで決まる
つまずくのは計算式ではなく、こう長の取り方。
立ち上がりも迂回も余長も、すべて積み上がる
3
つの要素
3
つの打ち手
2
つ満たして確定
出典:HARITAの設計室「【幹線設備の設計マニュアル④】電圧降下の検証」
SECTION
01
この章で答えること
式を覚えれば足りるか
間違えるのは、たいてい長さのほう
このセクションで扱うこと
01
何が効いてくるのか
02
こう長の正しい取り方
03
足りないときの順番
02
効くのは3つだけ
電流 × こう長 ÷ 断面積
電流
大きいほど降下も大きい
需要率の見込みが効いてくる
こう長
長いほど降下も大きい
実際に通る長さで拾う
断面積
細いほど降下も大きい
太くすれば下がる
許容値はひとつの数字ではない。こう長の区分によって段階的に変わる。
こう長に含めるもの
水平区間+立ち上がり+迂回+盤内の余長
含めてはいけない考え方
平面図で盤と盤を結んだ直線の長さ
長い建物ほど基準は緩められている。%は案件ごとに原典で確認する。
具体的な%は供給形態(低圧受電か、自家用で受変電を持つか)によっても変わる。暗記するところではなく、内線規程の該当条項を開くところ。
03
取り違えやすいところ
長さの拾い方と、打ち手の順番
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
こう長は平面図の直線距離
経路長
実際に通る長さ
立上
も迂回も含める
許容値はひとつの%
段階的
こう長で変わる
供給
形態でも変わる
足りなければまず太くする
ルート
を先に疑う
系統
計画で半分決まる
区間は自分で切ってよい
基準側
で決まっている
起点
から最遠の負荷まで
計算がぎりぎり超えたとき「わずかだから」で通すのがいちばん危ない
この3つ、すぐ答えられますか
効いてくる3つ
電流・こう長・断面積。電流×こう長÷断面積で決まる
こう長に含めるもの
立ち上がり・迂回・盤内の余長まで積み上げる
足りないとき最初に疑う
太さではなく、ルートを短くできないか
サイズが確定する条件
許容電流と電圧降下の両方を満たしたとき
施工段階でルートは変わる。梁を避け、他設備をかわし、結果として図面より長くなる。確定していない段階ほど長めに見ておく。
04
足りないときの3つの打ち手
効き方と副作用
太く
素直
いちばん素直だが、こう長が長いほど材料費が効く
曲げ半径・端子・ラック幅・管サイズまで連鎖する
先にルートの見直しを済ませてから選ぶ
分ける
効きが良い
1本あたりの電流が減る
同時にルートも短くできることが多い
ただし盤が増える
上げる
電流が反比例
同じ電力なら電流が反比例して減る
効果は大きい
機器側が対応しているかの確認が要る
その前に、需要率の見込みは妥当か、こう長を過大に拾っていないか、区間の取り方は正しいか。前提を見直すと収まることは珍しくない。
05
まとめ|電圧降下の検証
式・長さ・打ち手
1
効くのは3つだけ
電流が大きいほど、こう長が長いほど、断面積が細いほど降下は大きい。許容値はこう長の区分によって段階的に変わる
I × L ÷ A
2
こう長は経路の長さ
平面図で盤と盤を結んだ直線ではない。EPSの立ち上がり、梁やダクトを避けた迂回、盤内の余長まで積み上がる
立上も余長も
3
打ち手には順番がある
ルートを短くできないかを先に疑い、それから太くする/系統を分ける/電圧を上げるの3つ。「わずかだから」で通さない
まずルート
電圧降下は系統計画の段階で半分決まっている。EPSの位置、盤の位置、ラックのルート。許容電流と電圧降下の両方を満たして、サイズが確定する。
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