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TECHNICAL GUIDE
IB ≦ In ≦ Iw
3m/8m/制限なし
上流ほど遅く大きく
定格をいじらない
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
保護と幹線分岐
守るのは機器より電線
電線は壁や天井の中にあって、熱を持っても誰も気づかない。
分岐の保護装置は、太さで距離が決まる
3
つの役割
3
m以内
8
m(35%〜)
出典:HARITAの設計室「【幹線設備の設計マニュアル⑤】保護と幹線分岐」
SECTION
01
この章で答えること
ブレーカーは何を守っているか
機器を守るより先に、電線を守る
このセクションで扱うこと
01
保護装置の3つの役割
02
定格の決め方
03
分岐で省略できる条件
02
定格と、分岐の距離
IB ≦ In ≦ Iw
過負荷保護
定格を少し超えた電流が
じわじわ流れ続ける状態
短絡保護
いきなり莫大な電流が
流れる状態。一瞬で切る
波及防止
事故を上流や他の系統へ
広げない
負荷電流IB以上でいちばん近い定格Inを取る。それを許容電流Iwが受けきれること。
3m以内
分岐した電線が細いとき
8m以内
35%以上の太さがあるとき
制限なし
55%以上の太さがあるとき
%の基準も距離も条件つき。適用できるかは内線規程・電技解釈で確認する。
考え方は「分岐した電線が細いほど、保護装置は近くに要る」。幹線の保護装置である程度守られるくらい太ければ、離しても、あるいは制限なしでもよい。
03
取り違えやすいところ
定格と、協調の向き
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
ブレーカーは機器を守る
電線
を先に守る
熱
は誰も気づかない
よく落ちるので大きくする
逆
守られなくなる
負荷
か回路分けを疑う
定格に合わせて選べば済む
刻み
は飛び飛び
太く
するしか手はない
分岐点にすぐ保護装置が要る
距離
のルールがある
太さ
で3m・8m・無制限
定格をいじって静かにさせるのは、いちばんやってはいけない解決
この3つ、すぐ答えられますか
守る順番
機器より先に電線。壁や天井の中で熱を持っても気づかない
定格が受けきれないとき
選択肢はひとつ。ケーブルを太くする
保護協調の考え方
上流ほど遅く・大きく。下流が先に動作するよう組む
分岐の距離区分
3m以内/35%以上なら8m以内/55%以上なら制限なし
ブレーカーを小さくすると、こんどは通常運転で落ちる。大きくすると、電線が傷む電流でも動かなくなる。
04
設計で効いてくるところ
協調・距離・手元
協調
上流は遅く
1つの分岐の事故で、その分岐だけが切れる
主幹まで飛ぶと関係のない部屋まで止まる
止まると困る建物ほど丁寧に検討する
距離
設計段階で
盤の位置の都合で分岐点から離れやすい
現場でルール違反に気づくと手戻りになる
分岐側のサイズと距離はセットで決める
手元
人のため
点検や修理をする人のためのスイッチ
機器のそばで電気を切れる
作業中に遠くの盤で入れられない
過負荷は電線が熱で傷むまでに余裕があるので時間をかけて、短絡は一瞬で切る。ブレーカーが動作特性を持つのは、この2つを1台でこなすため。
05
まとめ|保護と幹線分岐
役割・定格・距離
1
守るのは電線が先
過負荷・短絡から守り、事故を波及させない。電線は壁や天井の中にあって、熱を持っても誰も気づかないから先に守る
3つの役割
2
定格は不等式で決まる
負荷電流以上でいちばん近い定格を取り、それをケーブルの許容電流が受けきれること。受けきれないならケーブルを太くする
IB ≦ In ≦ Iw
3
分岐は太さで距離が決まる
3m以内/35%以上なら8m以内/55%以上なら制限なし。%も距離も条件つきなので、適用できるかは案件ごとに確認する
3m / 8m
保護協調は上流ほど遅く・大きく。逆転していると、小さな事故で建物全体が止まる。止める範囲を設計でコントロールする話。