132 TECHNICAL GUIDE照明器具の選定数字は置き場所と読む 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
高い天井ほど狭角へ
色温度は雰囲気
演色性は正しさ
環境は取り返しがつかない
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照明・コンセント / TECHNICAL GUIDE
照明器具の選定
数字は置き場所と読む
同じ光束でも、配光が違えば机上の明るさは何倍も変わる。
光束は器具が出す総量で、作業面に届く量ではない
4
つの軸
2
つ絞る
2
つ決める
出典:HARITAの設計室「【照明設備の設計マニュアル③】器具の選定」
SECTION
01
この章で答えること
lmとWで選べばよいか
同じ光束でも、届く明るさは変わる
このセクションで扱うこと
01
4つの軸と決める順番
02
配光と色の違い
03
外すと戻れない環境
02
4つの軸で選ぶ
絞る2つと、決める2つ
先に絞る|環境と取付方式
湿気・水気・屋外・粉じん塩害
天井が張られるか、ふところ寸法はいくつか
そのなかで決める|配光と色
天井高で配光を選び、
色温度と演色性で光の質を決める
4つとも独立ではない。天井が高ければ狭角寄り、屋外なら取付方式も限られる。
低い天井に狭角
真下だけが明るい「水玉模様」になる
高天井に広角
壁と床に散って作業面まで届かない
高い天井ほど狭角へ。これだけ覚えておけば大きく外さない。
照度計算で使う照明率Uが器具ごとに違うのは、この配光の違いが正体。配光はグレアにも直結し、視界に光源が直接入るとまぶしさの原因になる。
03
取り違えやすいところ
光束・色・環境
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
光束が同じなら明るさも同じ
配光
で何倍も変わる
総量
と届く量は別
演色性は高いほどよい
用途
しだい
を判断する場所か
色温度は部屋ごとに自由
混ぜない
同じ室では
更新
でまだらになる
器具から先に選べる
天井
が決まってから
建築
の都合で決まる
色温度は「雰囲気」、演色性は「正しさ」。混同されがちだが別の話
この3つ、すぐ答えられますか
光束が同じでも変わる理由
配光が違うから。光束は器具が出す総量で、届く量ではない
配光を選ぶ基準
天井高。高い天井ほど狭角へ
色温度と演色性
色温度は雰囲気、演色性はものの色が正しく見えるか
器具選定の順番
環境と取付方式で候補を絞り、そのなかで配光と色を決める
取付方式は電気の都合ではなく建築の都合で決まる。天井が張られるのか躯体現しか、ふところ寸法はいくつあるか、意匠がどう見せたいか。
04
外すと戻れないところ
環境・掃除・取付
環境
取返し不可
外すと数年で器具が使えなくなる
交換費用は施主持ちになる
「湿気の多い場所」と「水気のある場所」の境目に注意
保守
20年後
高天井の器具に誰がどうやって届くのか
脚立で届かないなら昇降装置つきか長寿命器具
設計段階で20年後の脚立の位置まで想像しておく
取付
建築次第
埋込形はすっきり納まるが天井ふところが要る
ダクトや梁と干渉すると、その1台だけ直付になる
非常用兼用形なら非常灯を別置きしなくて済む
選んだ器具は、型番・仕様・数量をリストにまとめて図面と一緒に渡す。改修で部分更新するときは、既存器具の色温度を現地で確認してから決める。
05
まとめ|照明器具の選定
配光・色・環境
1
同じ光束でも届く量は違う
配光は器具が光をどの方向にどれだけ出すかの分布。低い天井で狭角を使えば水玉模様、高天井で広角を使えば作業面まで届かない
高天井は狭角
2
色には2つの指標がある
色温度は光の色みで雰囲気を決め、演色性はものの色が正しく見えるかを表す。同じ室で色温度を混ぜないのが実務でよく効くルール
雰囲気 / 正しさ
3
環境は取り返しがつかない
湿気・水気・屋外・粉じん塩害で器具の等級が変わる。外すと数年で使えなくなり、その後の掃除と交換の手段まで含めて決める
交換は施主持ち
順番としては、環境と取付方式で候補を絞り、そのなかから配光と光の色で決める。カタログの数字は、置き場所とセットで読む。
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