134 TECHNICAL GUIDE責任分界点とPASSOGは待ってから切る 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
分界点は2種類
架空PAS・地中UGS
蓄勢して待つ
短絡はロックする
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引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
責任分界点とPAS
SOGは待ってから切る
PASがしているのは、事故を起こした自分の設備を系統から切り離すこと。
事故電流を遮断しているわけではない
2
つの分界点
SOG
制御装置
0
V で開放
出典:HARITAの設計室「【引込・受電設備の設計マニュアル④】責任分界点とPAS・UGS」
SECTION
01
この章で答えること
PASは事故電流を切るのか
切るのは切る。ただし切っているものが違う
このセクションで扱うこと
01
分界点は1つではない
02
SOGが動く順番
03
波及事故とは何か
02
SOGは待ってから切る
蓄勢して、無電圧の一瞬で開放する
財産分界点
設備の所有が分かれる点
ここまでが電力会社の持ち物
保安上の責任分界点
保安責任が分かれる点
必ず一致するとはかぎらない
PAS・UGSは負荷開閉器であって遮断器ではない。事故電流を切る能力がない。
① 地絡
構内で発生する
② 蓄勢
検出して待つ
③ 無電圧
変電所の遮断器が動作
④ 開放
自分だけ切り離す
過電流(短絡)のときは開放をロックし、変電所側に遮断させる。
SOGはStorage(蓄勢)・Over current(過電流)・Ground(地絡)の頭文字。切り離したあと、変電所の再閉路で他の需要家は数十秒で復電できる。
03
取り違えやすいところ
切る主体と、責任の所在
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
PASが事故電流を切る
切り離す
だけの機器
遮断
は主遮断か変電所
地絡を検出したら即開放
待つ
蓄勢してから
無電圧
の一瞬で開く
短絡でもPASが動く
ロック
開放をしない
手に
負えない電流
財産と保安は同じ点
別の
概念
契約
で定義を確認
波及事故の原因はいずれも分界点より内側。だから責任はこちらにある
この3つ、すぐ答えられますか
PASが切っているもの
事故を起こした自分の設備。事故電流ではない
SOGが待つ理由
負荷開閉器なので、事故電流を切る能力がないから
架空と地中の違い
架空はPASで柱上、地中はUGSで地上のケースに収める
波及事故とは
自分の構内事故で、同じ配電線の他の需要家まで停電させること
「PASを付ければ事故電流を切ってくれる」と思っていると、保護の考え方が根本からずれる。
04
設計で決めること
機器・並び・協議
機器
PAS/UGS
架空引込ならPASを引込柱の上に
地中引込ならUGSを地上のケースに
PASは点検が高所作業、UGSは敷地が要る
並び
主遮断まで
PAS・UGS →高圧引込ケーブル
→ VCT・電力量計 → 断路器 → 主遮断装置
この順番が引込・受電で描く範囲
協議
勝手に決めない
VCTの設置場所は電力会社の指定による
検針や取替えのしやすさも条件になる
受給契約書で分界点の定義を確認する
引込方式が決まると、分界点に置く機器も決まる。だから引込方式は早く固めたほうがよい。
05
まとめ|責任分界点とPAS
分界点・SOG・波及
1
分界点は2つある
設備の所有が分かれる財産分界点と、保安責任が分かれる保安上の責任分界点。実務では同じ位置になることが多いが、必ず一致するとはかぎらない
財産 / 保安
2
SOGは無電圧で切る
地絡を検出しても、その場では切らない。変電所の遮断器が動作して配電線が無電圧になった瞬間に開放する。短絡のときは開放をロックする
蓄勢して待つ
3
切り離すのは波及を防ぐため
自分の構内で地絡が起きると、同じ配電線につながる他の需要家まで停電する。原因はいずれも分界点より内側にある
責任は内側
分界点から主遮断装置までの並びは、PAS・UGS →高圧引込ケーブル→ VCT・電力量計 → 断路器 → 主遮断装置。その先はキュービクルの担当範囲。
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