140 TECHNICAL GUIDE主遮断装置CB形とPF・S形 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
切るのはここ
PF・Sは300kVA
定格遮断電流を確認
ストライカで欠相防止
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受変電 / TECHNICAL GUIDE
主遮断装置
CB形とPF・S形
事故電流を切るのは主遮断装置。
CB形は判断して切り、PF・S形は溶断して切る
2
つの形式
300
kVA以下
4,000
kVA以下
出典:HARITAの設計室「【高圧受変電設備の設計マニュアル⑥】受電部② ― 主遮断装置、CB形とPF・S形の使い分け」
SECTION
01
この章で答えること
どちらを選べばいいのか
切り方が違うだけで、判断の順番は決まっている
このセクションで扱うこと
01
CB形とPF・S形の違い
02
容量の目安と選定の順番
03
定格遮断電流の意味
02
判断して切るか、溶断か
CB形とPF・S形
CB形|VCB+OCR
OCRが判断してVCBが遮断する
受電設備容量 4,000kVA以下
PF・S形|LBS+PF
短絡電流でヒューズが溶断(限流)
受電設備容量 300kVA以下
遮断時間=継電器の動作時間+遮断器の動作時間。およそ0.05〜0.1秒で切れる。
CB形が要るとき
300kVA超・将来増設・止められない施設
PF・S形が合うとき
容量が確定した小規模・予算とスペース優先
図面では、四角に×+CT+OCR(51)ならCB形。刃のそばに箱が3つならPF・S形。
図面の「VCB 7.2kV 600A 12.5kA」の12.5kAは定格遮断電流。系統の短絡容量がこれを超えると、遮断器は切ろうとして壊れる。
03
取り違えやすいところ
切り方の違いと、見る数字
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
CBとPFは呼び方の違い
別もの
切り方が違う
判断
と溶断の差
容量が小さければPF・S形
上限
の目安であって
CB形
にしてもよい
定格電流を見れば足りる
遮断
電流も見る
短絡
容量以上が必要
ヒューズは1本ずつ交換
3本
まとめて替える
欠相
のおそれがある
PF・S形は制御電源が要らない。機械的に動くのが強み
この3つ、すぐ答えられますか
CB形の構成
VCB+OCR+CT。OCRが判断し、VCBが遮断する
PF・S形の構成
LBS+高圧限流ヒューズ。短絡電流で溶断して切る
容量の目安
PF・S形は300kVA以下、CB形は4,000kVA以下
ストライカ引外し
1相が溶断したとき、LBSを三相同時に開放して欠相を防ぐ
PFは短絡遮断に強い一方、過負荷保護は苦手。動作=溶断なので、交換用ヒューズの在庫がなければ復旧できない。
04
選ぶときの順番
容量・将来・復旧
容量
まず出す
受電設備容量を出すところから始める
300kVAを超えるなら自動的にCB形
以下ならどちらも選べる
将来
増設の有無
増える見込みがあるならCB形
整定の自由度がそのまま効いてくる
下位のMCCBまで協調を取るならCB形
復旧
戻す速さ
CB形は原因除去後に再投入できる
PF・S形はヒューズ交換が要る
病院やデータセンターでCB形が選ばれる理由
選定は「切れるかどうか」だけでなく、そのあとどれだけ早く戻せるかまで含めた判断になる。
05
まとめ|主遮断装置
役割・形式・数字
1
構内の事故をここで止める
短絡・地絡の大電流を決められた時間内に遮断し、点検のときは構内を無電圧にする。OCR・DGRが切れと命じ、実際に切るのがここ
CB形 / PF・S形
2
判断して切るか、溶断して切るか
CB形はOCRが判断してVCBが遮断し、そのまま再投入できる。PF・S形はヒューズが限流して切り、動作後は交換が要る
300 / 4,000kVA
3
定格遮断電流を必ず確認する
受電点の短絡容量が定格遮断電流を超えると、遮断器は切ろうとして壊れる。短絡電流計算で確かめる
短絡容量以上
300kVA以下でもCB形にしてよい。容量の数値は上限の目安であって、下限ではない。
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