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TECHNICAL GUIDE
更新のしやすさで選ぶ
効くのは並走の長さ
交差は直角に
呼び線と両端の記録
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配線・配管 / TECHNICAL GUIDE
弱電の配管ルート
通し直せるように
弱電は更新周期が短い。
「通す」より「通し直せる」ように経路を決める
4
つの経路
並走
の長さ
空
配管の保険
出典:HARITAの設計室「【弱電設備の設計マニュアル②】配管・配線ルート ― 空配管という、いちばん安い保険」
SECTION
01
この章で答えること
いちばん近い道を通せばよいか
弱電は更新周期が短い。あとから触れるかで決める
このセクションで扱うこと
01
弱電が通る道
02
強電との離隔
03
空配管という保険
02
通すより通し直せるように
経路・離隔・空配管
弱電が通る道
引込→MDF→EPSを縦に→各階のIDF
→天井内・ラック→情報コンセント
強電との離隔
効くのは距離と、平行に走る長さ
並走を避け、交差は直角に
同じラックに載せるならセパレータを立てるか段を分ける。同一配管の混在は避ける。
空配管|いちばん安い保険
躯体に埋まるものは、あとから足せない
入れるときのコツ
呼び線を入れ、両端の位置を図面に残す
空配管があっても、どこに出ているか分からなければ使えない。
縦はEPS、横は天井内が基本形。床側はOAフロアで、机の位置が変わる前提で計画する。
03
取り違えやすいところ
離隔の効き方と、経路の性格
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
近いルートを選べばよい
更新
のしやすさで
10年
後に引き替える
離隔は何mm離すかの話
並走
の長さで決まる
交差
だけなら問題薄
空配管は無駄な費用
保険
費用対効果が高い
躯体
は後で足せない
ラックは満載でよい
余裕
がないと通らない
空き
寸法で確認する
ルート計画で交差だけにできれば、離隔の議論はほとんど要らない
この3つ、すぐ答えられますか
経路4種の順位
OAフロア→EPS→天井内→躯体内。下ほど更新しにくい
離隔で効くもの
距離と、平行に走る長さ。交差は直角にが原則
空配管に残すもの
呼び線(通線ワイヤ)と、両端の位置を書いた図面
予算で削られたら
いま配管を入れる額と、あとから壁を開ける額を並べて示す
EPSやラックは竣工時にぴったり埋まっていると次の1本が通らない。図面上ではなく、実際の空き寸法で確認する。
04
経路ごとの扱い
OAフロア・EPS・躯体内
OA
パネル外す
机の位置が変わる前提で計画する
更新はとても楽で、空配管はほぼ不要
荷重と段差に注意する
EPS
扉を開ける
縦の基幹ルート。扉を開ければ触れる
容量の余裕がないと次の1本が通らない
天井内は点検口の位置が命
躯体
足せない
4つのうち、いちばん更新しにくい経路
だからこそ空配管で保険をかける
更新しにくい経路ほど余裕と空配管を厚く
弱電の多くは小勢力回路として扱われ、施設のルールが別に定められている。同一配管での混在は避ける。
05
まとめ|弱電の配管ルート
経路・離隔・空配管
1
経路は更新のしやすさで選ぶ
弱電は更新周期が短い。判断軸は近いかではなく、あとから触れるか。OAフロア・EPS・天井内・躯体内の順に更新しにくくなる
通し直せるか
2
離隔は並走の長さで決まる
強電ケーブルのまわりの磁界が、平行に走る弱電ケーブルに誘導する。少し離れるだけで影響は大きく減り、交差だけならほとんど問題にならない
交差は直角
3
空配管はいちばん安い保険
躯体に埋まるものはあとから足せない。足せないものだけ先に入れておく。呼び線を通し、両端の位置を図面に残す
呼び線と図面
予算で削られそうなときは、いま入れる金額とあとから壁を開ける金額を並べて示す。判断材料を文書にして渡す。