144 TECHNICAL GUIDE需要率と不等率足してから割り引く 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
足した数字は使えない
需要率はグループの中
不等率はグループ同士
上流ほど厚く
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
需要率と不等率
足してから割り引く
機器の容量を全部足すと、実際より大きな値になる。
足すのは機械的に、割り引くのは根拠を持って
2
つの割引
×
需要率
÷
不等率
出典:HARITAの設計室「【幹線設備の設計マニュアル②】負荷容量の集計 ― 需要率・不等率という「割引」」
SECTION
01
この章で答えること
全部足せば幹線が選べるか
足した数字を、そのまま使ってはいけない
このセクションで扱うこと
01
設備容量から幹線容量までの順番
02
需要率という割引
03
不等率という割引
02
全部足してから割り引く
設備容量から幹線容量まで
需要率|1以下
1つのグループの中での割引
全部が同時には使われない
不等率|1以上
グループ同士の割引
ピークの時間はずれている
設備容量 →×需要率→ 最大需要電力 →÷不等率→ 合成最大 →+余裕→ 幹線容量。
使う場面を取り違えない
需要率はグループの中、不等率は同士
不等率は上流ほど効く
盤1面では差が出にくく、幹線や受変電で効く
需要率を勘で小さく取ると、竣工後に容量不足で泣く。攻めるところではない。
不等率=各負荷の最大需要電力の和÷合成した最大需要電力。1以上になり、和をこの値で割ると上流に必要な容量が出る。
03
取り違えやすいところ
2つの割引と、余裕の取り方
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
足した容量で選べる
割引
を通して出す
実際
より大きくなる
需要率は小さめが得
根拠
のある目安で
容量
不足で泣く
不等率も1以下の値
1以上
和を割って使う
ずれ
を見込むから
余裕は一律で決まる
用途
で厚さが変わる
増設
の起きやすさ
幹線はあとから太くできない。迷ったら上流ほど厚く取る
この3つ、すぐ答えられますか
計算の順番
設備容量→×需要率→最大需要電力→÷不等率→合成最大→+余裕
需要率とは
1つのグループの中で、同時に使う割合。1以下の値になる
不等率とは
各負荷の最大の和÷合成した最大。1以上の値になる
根拠の答え方
数字ではなく、用途区分と出典をセットで示す
集計表のどの列が何の単位かを最初に決める。kWとkVAを混ぜると、力率の扱いが分からなくなる。
04
集計で外さない
足す・割る・残す
足す
機械的に
種類ごとに拾って、一切割り引かない
拾い漏れは幹線の入替えでは吸収できない
kWとkVAを混ぜない
割る
根拠を持つ
需要率は用途ごとの目安を根拠に掛ける
特記仕様書や施主基準の指定があれば優先
不等率はグループを束ねるときに使う
残す
予備の行
予備の行を最初から立てておく
テナントビルや工場は用途変更が前提で厚めに
専用住宅は薄めでよい
需要率の根拠を求められたときの正解は数字ではない。用途区分と出典をセットで示すと、設計変更のときに再検討できる。
05
まとめ|需要率と不等率
順番・中・同士
1
足した数字はそのまま使えない
建物の機器容量を全部足すと、実際に流れる電流よりずっと大きくなる。足すのは機械的に、割り引くのは根拠を持って
2つの割引
2
需要率はグループの中の割引
1つのグループの中で、同時に使う割合を掛ける。用途ごとの目安を根拠に使い、勘で小さく取らない
1以下
3
不等率はグループ同士の割引
照明のピークと空調のピークは同じ時刻に来ない。各負荷の最大の和を合成最大で割った値で、上流の盤ほど効いてくる
1以上
余裕の取り方に一律の数字はない。判断材料は、その建物で増設が起きそうかどうか。幹線はあとから太くできない。
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