148 TECHNICAL GUIDE工事区分と図面化境界は図面で決まる 技術図書館へ
148
TECHNICAL GUIDE
A・B・Cは誰が払うか
3つの図面は問いが違う
描き込む5点
端末処理は箇所で拾う
148
引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
工事区分と図面化
境界は図面で決まる
協議に出た人の頭には全部入っている。
ただし人は異動するし、忘れる
3
つの区分
5
点を描く
3
つの拾い単位
出典:HARITAの設計室「【引込・受電設備の設計マニュアル⑥・最終回】工事区分と図面化 ― 境界は、言葉ではなく図面で決める」
SECTION
01
この章で答えること
協議で決まれば伝わるか
その場にいた人には伝わる。担当が変われば残らない
このセクションで扱うこと
01
A・B・C工事の分け方
02
3つの図面が答える問い
03
拾い方の3単位
02
誰が発注し、誰が払うか
A・B・C工事と、描き込む5点
A工事
オーナーが発注して費用も持つ
建物本体の設備
B工事
テナントが費用を持ち
オーナー指定業者が施工
C工事
テナントが発注し費用も持つ
専有部の内装・什器
引込・受電はA工事が基本。ただし契約でどうなっているかを必ず確認する。
図面に描き込む5点
分界点・工事区分の線・引込ルート・管路とHH・受電設備の位置
抜けていると
着工後に「そこは誰の工事ですか」が繰り返される
図面は記憶の代わりではない。自分にとって自明なことほど、描いておく価値がある。
受電設備の位置は本体だけでなく、保守通路と離隔も含めて描く。工事区分の線は協議結果をそのまま線にしたもの。
03
取り違えやすいところ
図面の役割と、拾う単位
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
配置図があれば足りる
3枚
問いが違う
位置
経路・つながり
決めたことは伝わる
異動
すれば残らない
図面
が伝える道具
端末処理は本数で拾う
箇所
で数える
1条
でも両端2箇所
引込は常にA工事
契約
を必ず確認
基本
はAだが例外も
図面に描いていないものは、拾えない。貫通部の処理も同じ
この3つ、すぐ答えられますか
3つの図面の役割
配置図=どこにあるか/引込図=どう引くか/単線結線図=どうつながるか
描き込む5点
責任分界点・工事区分の線・引込ルート・管路とハンドホール・受電設備の位置
拾う単位
長さ(ケーブル・管路)/個数(PAS・VCT・HH)/箇所(端末処理・貫通部)
A・B・Cを分ける軸
誰が発注し、誰が費用を持つか
見落としやすいのは箇所で拾うもの。ケーブル1条でも両端で2箇所あり、図面になければそのまま拾い漏れる。
04
図面と積算
配置・引込・拾い
配置
どこに
引込位置・管路ルート・ハンドホール
受電設備の位置を示す
保守通路と離隔も含めて描く
引込
どう引く
分界点と工事区分の線を入れる
架空か地中か、埋設の別を示す
建物への貫通位置まで描く
拾い
3単位
長さ=高圧ケーブル・管路・保護管
個数=PAS・UGS・VCT・ハンドホール
箇所=ケーブル端末処理・建物の貫通部
単線結線図はPAS・UGS・断路器・主遮断装置の順序と機器仕様を示す。配置図に描いてあっても、この問いには答えられない。
05
まとめ|工事区分と図面化
区分・図面・積算
1
分ける軸は、発注と費用
A工事はオーナーが発注して費用も持つ、B工事はテナント負担でオーナー指定業者が施工、C工事はテナントが発注し費用も持つ
A / B / C
2
3つの図面は答える問いが違う
配置図はどこにあるか、引込図はどう引くか、単線結線図はどうつながるか。責任分界点・工事区分の線・引込ルート・管路とハンドホール・受電設備の位置を落とさない
5点を描く
3
拾う単位は3つに分かれる
長さで拾うのはケーブルと管路、個数はPAS・UGSやハンドホール、箇所は端末処理と貫通部。1条でも両端で2箇所
長さ・個数・箇所
図面は記憶の代わりではない。自分にとって自明なことほど描いておくと、あとから案件に入った人でも工事区分が分かる。
1 / 1

HARITAの設計室|技術図書館へ 矢印キー・スワイプでページを送れます