152 TECHNICAL GUIDE計器用変成器並列か、貫通か 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
目的は縮小と絶縁
電圧は並列、電流は貫通
CT二次開放は厳禁
負担を超えない
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受変電 / TECHNICAL GUIDE
計器用変成器
並列か、貫通か
6,600Vや数百Aを、そのまま計器に入れることはできない。
測れる大きさに落とし、高圧から切り離すための機器
4
つの変成器
110
V に落とす
5
A に落とす
出典:HARITAの設計室「【高圧受変電設備の設計マニュアル⑦】計器用変成器と計器 ― VT・CT・ZCT・ZPDの読み方」
SECTION
01
この章で答えること
図面で見分けられるか
付き方が違うので、形で見分けられる
このセクションで扱うこと
01
変成器の目的は2つだけ
02
4つの記号と取り出すもの
03
やってはいけないこと
02
並列か、貫通か
VT・CT・ZCT・ZPD
電圧を見る|母線に並列
VT は 6,600V を 110V へ(V結線2台)
ZPD は零相電圧 V0 を取り出す
電流を見る|電路に貫通
CT は 150A を 5A へ(OCRの目)
ZCT は3線一括で零相電流 I0 を見る
変成器の目的は2つだけ。測れる大きさに落とすことと、高圧から絶縁すること。
VT は二次短絡が厳禁
大電流が流れて焼損する
CT は二次開放が厳禁
鉄心が飽和し、端子に数千Vが出る
禁止事項が逆になるのは、片方が並列で、もう片方が直列につながっているから。
ZCTとZPDは地絡を見つけるための組み合わせ。ZCTだけでは方向(構内/構外)が判別できない。
03
取り違えやすいところ
付き方と、禁止事項の向き
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
どれも似た機器だと思う
並列
と貫通で違う
電圧
か電流かの差
二次側は開けても平気
CT
は開放が厳禁
数千
V が端子に出る
CTは3個ないと測れない
2個
で足りる
がゼロになる
計器は後から足せる
負担
を超えると狂う
確度
も整定も落ちる
VTとPTは同じもの。古い図面ほどPT表記が多く見られる
この3つ、すぐ答えられますか
4つが取り出すもの
VT=線間電圧/CT=負荷電流/ZCT=零相電流/ZPD=零相電圧
CT二次開放が危険な理由
一次の起磁力を打ち消す二次電流がなくなり、鉄心が飽和するから
CTが2個で足りる理由
三相3線式では Ia+Ib+Ic=0。2相を測れば残りは計算で決まる
負担(VA)とは
二次側につないでよい機器の容量。二次配線そのものも負担になる
図面では、母線に重ねた大きな丸がZCT。その先の丸が「67」ならDGR、「51」ならOCR、「27」ならUVR(JEM 1090)。
04
図面で読むところ
比・個数・極性
変成比
何対何
VTは変圧比 6600/110V
CTは変流比 150/5A(物件次第)
ZCTは零相一次電流 200mA
個数
何台
VTは2台のV結線で三相電圧が測れる
CTは2個で描かれることが多い
計器は1個にしてASで相を切り換える
極性
K・L
一次はK・L、二次はk・l
三線結線図では向きが重要になる
ZPDは組み合わせるDGRの形式も見る
計器を後から追加すると負担オーバーで確度が落ちる。増設時は負担(VA)を必ず確認する。
05
まとめ|計器用変成器
目的・見分け・禁止
1
目的は縮小と絶縁の2つ
6,600Vや数百Aをそのまま計器に入れることはできない。市販の計器や継電器で扱える大きさに落とし、人と機器を高圧から隔離する
110V / 5A
2
付き方で見分けられる
電圧を見たいもの(VT・ZPD)は母線に並列、電流を見たいもの(CT・ZCT)は電路に直列・貫通。図面上の形が違う
並列か貫通か
3
禁止事項は逆向きになる
VTは二次短絡で焼損し、CTは二次開放で鉄心が飽和して端子に数千Vが出る。つながり方が違うから、危険の向きも逆になる
VTは短絡、CTは開放
ZPDがない図面でも、ZCTだけならGR(無方向)として動く。ただし方向が判別できず、もらい事故を防げない。
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