153 TECHNICAL GUIDE非常照明と誘導灯歩くためと向かうため 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
根拠になる法律が別
照度は床面で見る
専用回路で取る
誘導灯は見通し
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照明・コンセント / TECHNICAL GUIDE
非常照明と誘導灯
歩くためと向かうため
似ているが、根拠になる法律が違う。
非常照明は光ることが仕事、誘導灯は見せることが仕事
2
つの法律
面で見る
2
つの電源方式
出典:HARITAの設計室「【照明設備の設計マニュアル⑥・最終回】非常照明・誘導灯 ― 建築基準法と消防法の二本立て」
SECTION
01
この章で答えること
誘導灯があれば足りるか
方向が分かっても、足元が見えなければ人は進めない
このセクションで扱うこと
01
別の法律の、別の設備
02
電池内蔵形と電源別置形
03
回路をどこから取るか
02
歩くためと向かうため
根拠・電源・回路
非常照明|建築基準法
停電した建物の中を人が歩けるように
光そのものが仕事。対象は居室と避難経路
誘導灯|消防法
どちらへ行けば出口かを示す
見せることが仕事。ふだんから点いている
役割が違うので、片方があればもう片方が要らない、ということにはならない。
電池内蔵形
配線が単純で追加も容易。小〜中規模で主流
電源別置形
電池の管理は一元化、器具までは耐火配線
回路はスイッチを通さない専用回路で。ふだん誰にも消されない位置から取る。
非常照明は居室から廊下、廊下から階段、階段から屋外へ。途切れない一本の道として照らす。どこかが暗いと、そこで人が止まる。
03
取り違えやすいところ
役割の違いと、電源の取り方
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
誘導灯があれば足りる
別もの
目的が違う
法律
も別になる
照度は机上で確認する
床面
で見る
足元
が見えるか
どの回路から取ってもよい
専用
回路から取る
スイッチ
の先だと消える
全部の居室に必要
免除
規定がある
居室
かの判断が先
非常照明はスイッチひとつで死に、誘導灯は垂れ壁ひとつで見えなくなる
この3つ、すぐ答えられますか
根拠になる法律
非常照明は建築基準法、誘導灯は消防法。どちらかで代替はできない
照度を見る面
一般照明は机上(作業面)、非常照明は床面で見る
2つの電源方式
電池内蔵形は器具ごとに電池、電源別置形は蓄電池設備から耐火配線で送る
回路の原則
スイッチを通さない専用回路で、分電盤から直接取る
一般照明のスイッチ二次側から取ると、そのスイッチを切った瞬間に非常照明も消える。停電していなくても消えている状態になる。
04
現場で効いてくる
方式・維持・見通し
方式
規模で選ぶ
小〜中規模は電池内蔵形が主流
灯数が多い大規模は電源別置形が有利
別置形は器具まで耐火配線が要る
維持
20年後
内蔵形は台数ぶんの電池交換が発生する
別置形は電池の管理を一元化できる
誰が替えるかまで含めて選ぶ
見通し
誘導灯
誘導灯は見えていなければ意味がない
垂れ壁・什器・扉との干渉を確認する
平面と断面の両方で見ておく
どちらも、非常時にちゃんと機能するかは竣工してからでは確かめにくい。図面の上では気づきにくく、現場で気づくもの。
05
まとめ|非常照明と誘導灯
根拠・電源・回路
1
別の法律の、別の設備
非常照明は建築基準法で、停電した建物の中を歩けるようにするもの。誘導灯は消防法で、どちらへ行けば出口かを示すもの
歩く / 向かう
2
照度は床面で見る
一般照明は机上で測るが、非常照明は床。逃げるときに足元が見えるかどうかの話。条件に当たれば設置しなくてよい場合もある
免除規定あり
3
ふだん消されないことが条件
停電時に点くだけでは足りない。スイッチを通さない専用回路で分電盤から直接取らないと、スイッチを切った瞬間に消える
専用回路
電源方式は電池内蔵形と電源別置形。規模だけでなく、20年後に誰が電池を替えるかまで含めて選ぶ。
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