154 TECHNICAL GUIDEA種〜D種の目的B種だけが特別 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
何を守るかで覚える
B種は電路に施す
500Ωには条件がある
速く切れるなら緩められる
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接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
A種〜D種の目的
B種だけが特別
A・C・D種は機器の外箱に施す。
B種だけは電路に施して、混触時の高圧侵入を防ぐ
4
種類の接地
0.5
秒が条件
500
Ω に緩和
出典:HARITAの設計室「【高圧受変電設備の設計マニュアル⑫】接地 ― A種〜D種の目的と、B種だけが特別な理由」
SECTION
01
この章で答えること
A種がいちばん厳しい種別か
厳しさの順ではなく、何を守るかで分かれている
このセクションで扱うこと
01
4種類が守るもの
02
B種だけが違う理由
03
500Ω緩和の条件
02
B種だけが電路に付く
外箱・電路・緩和
A・C・D種|機器の外箱
A種は高圧機器と避雷器(10Ω以下)
C種は300V超、D種は300V以下の低圧機器
B種|変圧器の低圧側
中性点または1端子(電路に施す)
高圧が低圧側へ侵入するのを防ぐ
低圧側の対地電圧=Ig×RB。RBを小さくすれば、電圧の上昇も小さくなる。
B種の抵抗値
150/300/600 ÷ Ig(遮断の速さで変わる)
C・D種の緩和
0.5秒以内に自動遮断できれば500Ω以下でよい
どちらも「速く切れるなら緩めてよい」という同じ理屈で成り立っている。
危険は電圧の高さ×かかる時間で決まる。時間を短くできれば、電圧側は緩められる。基準の数字はだいたいこの理屈でできている。
03
取り違えやすいところ
施す場所と、緩和の条件
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
B種も外箱に施す接地
電路
に施す
中性点
または1端子
500Ω以下でよいと覚える
条件
が付いている
0.5秒
以内の遮断
接地抵抗だけ守ればよい
保護
装置とセット
検出
して初めて働く
接地線は細くてもよい
溶断
すれば失われる
事故
電流で決める
B種の抵抗値は Ig(高圧側の1線地絡電流)を電力会社に確認して出す
この3つ、すぐ答えられますか
4種類が守るもの
A種は高圧の漏電、C・D種は低圧の漏電、B種は混触時の低圧側
B種が特別な理由
ほかの3つは外箱に施すが、B種だけは電路(変圧器二次側)に施す
B種の計算式
原則150÷Ig、2秒以内なら300÷Ig、1秒以内なら600÷Ig
緩和の前提
0.5秒以内に自動遮断する装置があること。漏電遮断器がない回路には使えない
避雷器の接地線は太く・短く・鋭く曲げない。雷サージには、線のインダクタンスが効いてくる。
04
やりがちなミス
場所・条件・図面
場所
B種の誤解
B種を外箱の接地だと思ってしまう
施すのは変圧器二次側の中性点か1端子
目的が分かれば、施す場所も決まる
条件
500Ω
緩和には0.5秒以内の自動遮断が前提
漏電遮断器がない回路に適用してはいけない
緩和の条件とセットで覚える
図面
5つ書く
接地記号・種別・接地する箇所
接地線サイズと、接地極(共用か分離か)
竣工時の接地抵抗測定は、この図面が基準になる
接地線には事故時に大きな電流が短時間だけ流れる。細すぎれば溶断し、そのとき接地は失われる。
05
まとめ|接地の種別
外箱・電路・緩和
1
何を守るかで4つに分かれる
A種は高圧機器の外箱と避雷器で10Ω以下、C種は300V超、D種は300V以下の低圧機器。厳しさの順に並んでいるわけではない
A / B / C / D
2
B種だけは電路に施す
変圧器の低圧側の中性点または1端子に施し、高圧が低圧側へ侵入するのを防ぐ。抵抗値は150/300/600÷Ig で決まる
混触対策
3
緩和は条件とセット
C種・D種は0.5秒以内に自動遮断する装置があれば500Ω以下でよい。抵抗値と遮断時間はトレードオフの関係にある
0.5秒以内
接地は保護装置とセットで初めて機能する。抵抗値を測って終わりではなく、検出して切れるところまでが設計。
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