155 TECHNICAL GUIDEEV充電設備同時に何台使うか 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
方式は滞在時間で決める
同時使用率に定説はない
根拠を計算書に残す
管路だけ先に入れる
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
EV充電設備
同時に何台使うか
同じ10台・同じ6kWでも、必要な受電容量は5倍変わる。
効くのは台数ではなく、同時使用率のほう
3
つの方式
5
倍の差
×
同時使用率
出典:HARITAの設計室「【EV充電・再エネ設備の設計マニュアル②】EV充電設備 ― 台数ではなく、同時に何台使うか」
SECTION
01
この章で答えること
何台置けますかと聞かれたら
台数の前に、用途と滞在時間を聞き返す
このセクションで扱うこと
01
方式は滞在時間で決まる
02
同時使用率の置き方
03
負荷率制御という選択肢
02
決め手は滞在時間
方式・容量・制御
EV用コンセント
約3kW・満充電まで約13時間
集合住宅・従業員用
普通充電器
3〜6kW・約7〜13時間
事業所・来客用
急速充電器
直流20〜90kW超・30分〜2時間
商業施設・短時間の来客
容量=台数 × 1台あたりの出力 × 同時使用率。悩ましいのは最後の係数。
負荷率制御
契約電力までの残りを、充電に配分する
止まったときの倒れ方
停止か最小出力へ倒れる製品を選び、試験で確かめる
決め手は電力ではなく、その車が何時間そこに停まっているか。
配分の方式は3つ。合計を一定以下に保つ全体上限、接続台数で割る均等配分、用途で重みを付ける優先順位。
03
取り違えやすいところ
容量の決まり方と、制御の限界
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
台数が決まれば容量も出る
同時
使用率で変わる
5倍
の差が出る
出力が大きいほどよい
滞在
時間で決める
翌朝
までなら3kW
需要率の定説があるはず
使われ
方から積む
根拠
を書いて残す
制御を入れれば無制限
時刻
は保証されない
回転
の速い用途は不可
台数 × 1台あたりの出力 × 同時使用率。効くのは最後の係数
この3つ、すぐ答えられますか
3つの充電方式
EV用コンセント約3kW/普通充電器3〜6kW/急速充電器20kW〜
同時使用率の見方
社用車は高く、従業員用はEV比率、来客用は回転、集合住宅は将来普及率
負荷率制御の仕組み
受電点で建物の使用電力を測り、契約電力までの残りを充電に配分する
1台目にやること
機器は1台でよい。掘削と管路だけは将来ぶんを入れておく
急速充電器は50kW級を1台入れるだけで小規模建物の契約電力に匹敵する。受電方式から確認する。
04
用途で変わる見方
社用車・来客・集合住宅
社用車
夜間一斉
台数と車両数が一致する
夜間に一斉に充電される
同時使用率は高く見る
来客
回転する
滞在時間が短く回転する
台数は少ないが同時に埋まりやすい
負荷率制御は向かない
集合
将来が変数
各戸の車が夜間に停まる
将来の普及率をどこまで見込むかが最大の変数
課金方式は管理組合の合意事項
舗装の復旧まで含めると、あとからの掘削は跳ね上がる。空配管を1本余分に入れる判断は、ほとんどの現場で回収できる。
05
まとめ|EV充電設備
方式・係数・制御
1
方式は滞在時間で決まる
充電方式を決めた時点で必要な電力はほぼ決まる。翌朝まで停めるなら3kWで足り、30分で帰る客には急速充電しかない
3kW / 6kW / 急速
2
効くのは同時使用率
容量は台数×出力×同時使用率。広く共有された数値は確立していないので、使われ方から積み上げ、置いた根拠を計算書に書く
根拠を残す
3
容量の代わりに時間を使う
受電設備を増強せずに台数を増やせる。ただし充電完了時刻は保証されず、制御が止まったときの倒れ方まで確認が要る
負荷率制御
いま何台つけるかと、将来何台まで伸ばすかは別々に決める。機器は1台でも、掘削と管路は将来ぶんを入れておく。
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