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TECHNICAL GUIDE
端子レベルは上限も見る
4K8Kは範囲が狭い
ブースターはC/Nを直さない
左旋は1chだけ
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配線・配管 / TECHNICAL GUIDE
テレビ共聴
引き算で決まる
LANを決めるのは距離だが、共聴を決めるのはレベル。
ゴールを先に決めて、経路で減るぶんを引いていく
54
dBμV以上
81
dBμVが上限
25
dB(MER)
出典:HARITAの設計室「【弱電設備の設計マニュアル④】テレビ共聴 ― 分配・分岐とレベル設計」
SECTION
01
この章で答えること
ブースターを大きくすれば映るか
レベルが足りないだけならそう。C/Nは別の話
このセクションで扱うこと
01
端子で必要なレベル
02
経路で何dB減るか
03
右旋・左旋の現在地
02
共聴は引き算でできている
ゴール・損失・C/N
ゴールを先に決める
地デジ50〜81/衛星2K 52〜81
4K8K衛星 54〜81 dBμV(JEITA)
経路で引いていく
ケーブル損失・分配/分岐損失
ユニット損失を、出力から引く
足りなければ増幅、多すぎればアッテネーターで落とす。下限だけでなく上限も見る。
4K8Kは範囲が狭い
上限は同じでも下限だけ高く、余裕が4dB少ない
ブースターはC/Nを直さない
信号と一緒に雑音も増幅するから
総務省の施工ガイドラインは、これとは別に全テレビ端子で54dBμV以上を求めている。
レベルが出ているのにブロックノイズが出る現場は、たいていC/N側の問題。レベル計とあわせてMERを見ると原因が絞れる。
03
取り違えやすいところ
増幅の限界と、帯域による差
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
ブースターで何とかなる
C/N
は改善しない
雑音
も一緒に増える
レベルは高いほどよい
上限
も見る
81
dBμVで頭打ち
4K8Kは機器交換で済む
損失
が大きく増える
2.4
倍になる経路も
左旋対応は必須
1ch
だけになった
BS8K
のための投資
MERは25dB以上が良好、20dBを下回ると安定した受信は期待できない
この3つ、すぐ答えられますか
端子で必要なレベル
地デジ50〜81/衛星2K 52〜81/4K8K 54〜81 dBμV(JEITA)
損失の主役
分配器。2分配で約4dB、4分配で約8dB、8分配で10dB超
4K8Kで増える損失
分配で約1.7倍、ケーブルで約2.4倍。同じ機器でも周波数が高いと増える
C/Nの稼ぎ方
アンテナの向き・利得・設置位置で解決するしかない
分岐器は、その階へ落とす結合損失と、幹線をそのまま通過する挿入損失の2つを別々に数える。
04
レベル設計の勘どころ
損失・増幅・帯域
損失
分配が主役
分配数を倍にするたび約3dBずつ増える
8分配は770MHz帯で約12.5dB
同じ8分配が3224MHzでは約20〜21.5dB
増幅
位置と多段
設置はできるだけアンテナに近い側が基本
多段では定格出力いっぱいでは使えない
運用レベルは定格 − 10log(台数)が目安
帯域
いまの前提
2150MHz対応でも現行の4K放送は映る
3224MHz対応が要るのはBS8Kの1chだけ
調整はBS ch.1とBS ch.14で行う
相互変調は運用レベルが1dB変わると2dB変化する。少し欲張っただけで一気に悪化する。
05
まとめ|テレビ共聴
引き算・C/N・帯域
1
共聴は引き算で決まる
ブースターの出力から経路の損失をひたすら引き、残った値が端子レベル。規定の範囲に収まればよく、下限だけでなく上限も見る
54〜81 dBμV
2
ブースターはC/Nを改善しない
信号と一緒に雑音も増幅するため。C/Nを稼ぎたいなら、アンテナの向き・利得・設置位置で解決するしかない
MER 25dB
3
4K8Kは損失が一気に増える
同じ機器でも周波数が高くなると損失は大きくなる。分配で約1.7倍、ケーブルで約2.4倍。機器を替えるだけでは済まない
1.7倍 / 2.4倍
左旋に残っているのはBS8Kの1chのみ。左旋フル対応は、実質その1chのための投資になっている。