160 TECHNICAL GUIDE照度基準の3層守る・狙う・合わせる 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
300lxは下限
設計値は750lx
表の値は維持照度
数字の出どころを言う
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照明・コンセント / TECHNICAL GUIDE
照度基準の3層
守る・狙う・合わせる
照度は1つの基準では決まらない。
法令の最低値・規格の推奨値・発注者の基準を重ねて決める
3
つの層
300
lx が下限
750
lx が設計値
出典:HARITAの設計室「照度基準の早見表|事務所・工場・学校の推奨照度と法令の最低値【JIS Z 9110:2024・Z 9125:2023】」
SECTION
01
この章で答えること
300lxあれば足りるか
法令上は問題ない。ただし設計値ではない
このセクションで扱うこと
01
基準は3つの層でできている
02
表にない部屋の決め方
03
維持照度という前提
02
守る・狙う・合わせる
法令・規格・発注者基準
守る値|法令
事務室300lx以上(事務所衛生基準規則)
作業場70〜300lx以上(労働安全衛生規則)
狙う値|規格・指針
事務室750lx・UGR 19・Ra 80以上
設計室・製図室は1500lx
合わせる値|発注者
官庁施設などの基準
同じ設計室でも750lxのことがある
設計値は推奨値と発注者基準で決め、法令の最低値を下回っていないかで確かめる。
表の値は維持照度
初期照度=維持照度 ÷ 保守率
規格の移動に注意
屋内の数値はJIS Z 9125:2023へ移った
数字だけを持ち出すと食い違う。どの表から引いたのかをセットで覚える。
JIS Z 9110は2024年12月の改正で総則だけになり、用途別の数値表は屋内について JIS Z 9125:2023 側にある。
03
取り違えやすいところ
法令値の意味と、表の前提
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
300lxあれば大丈夫
下限
であって設計値でない
750
lx が事務室の値
JIS Z 9110を見れば済む
移った
屋内の数値は
9125
の2023年版が本体
表の値で台数を出せる
維持
照度だから足りない
保守率
で割って初期値
明るくするほど良い
1段階
までにする
UGR
が悪化する
同じ設計室でも、照明学会の指針は1500lx、官庁施設の基準は750lx
この3つ、すぐ答えられますか
3つの層
守る値(法令)・狙う値(規格)・合わせる値(発注者基準)
事務室の数字
法令は300lx以上が下限、設計値は750lx・UGR 19・Ra 80以上
表にない部屋
部屋名で探さず、そこで何を見るか(視作業の細かさ)に置き換える
初期照度の出し方
維持照度 ÷ 保守率。750lx・保守率0.75なら1000lxが要る
照度計算書は結果より先に、維持照度・保守率・照明率という3つの前提が実際の条件に合っているかを見る。
04
現場での決め方
置き換え・段階・部分
視作業
置き換え
部屋名を探し続けない
そこで何を見るのかに置き換える
照度範囲の真ん中が推奨照度
段階
1つまで
動かすのは1段階まで
750の次は1000、その次は1500
むやみに倍にすると器具も電力も増える
部分
作業面だけ
部屋全体を上げず、作業面だけ足す
倉庫100lxでも検品の台は視作業
タスク・アンビエントの考え方
上げるなら理由を書き残す。まぶしさが悪化すると「明るいのに見づらい」部屋になる。
05
まとめ|照度基準
3層・前提・決め方
1
照度は3つの層で決まる
法令の最低値、規格の推奨値、発注者の基準。設計値は推奨値と発注者基準で決め、法令値は下回っていないかを確かめる物差しにする
守る・狙う・合わせる
2
300lxは下限であって設計値ではない
事務所衛生基準規則の300lxで設計しても法令違反ではないが、実際には暗いという声が出て、官庁施設の基準にも届かない
事務室750lx
3
表の値は維持照度
使っているあいだ下回らせない値なので、そのまま台数に使うと足りない。初期照度は維持照度を保守率で割って求める
÷ 保守率
表にない部屋は視作業の細かさに置き換え、照度範囲の真ん中を推奨照度として、動かすのは1段階まで。
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