162 TECHNICAL GUIDE受電部の入口測る・切り離す・守る 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
VCTは電力会社の支給品
DSは無負荷でしか開けない
停電は遮断器が先
LAは接地で効きめが決まる
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引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
受電部の入口
測る・切り離す・守る
並び順には、それぞれ理由がある。
記号を全部覚えなくても、理由を押さえれば思い出せる
3
つの機器
8.4
kV(LA)
2.5
kA(放電)
出典:HARITAの設計室「【高圧受変電設備の設計マニュアル⑤】受電部① ― 計量装置(VCT・Wh)、断路器DS、避雷器LA」
SECTION
01
この章で答えること
なぜこの順番で並ぶのか
位置には必ず理由がある
このセクションで扱うこと
01
VCT・Whは取引のために測る
02
DSは目で見える切り離し
03
LAは入口で逃がす
02
並び順に理由がある
測る・切り離す・守る
VCT・Wh|測る
分岐する前、いちばん電源側に置く
全量を漏れなく計るため
DS|切り離す
計量装置より負荷側に置く
点検時に電源から確実に切る
LA|守る
主遮断装置の手前から分岐
雷は入ってきた所で逃がす
DSに消弧装置はない。切るのは遮断器の仕事で、DSは無負荷でしか開けない。
停電するとき
遮断器をOFF → そのあとDSを開放
送電するとき
DSを投入 → そのあと遮断器をON
電流が流れたままDSを開くとアークが出て、短絡事故になる。順序を守らせるのがインタロック。
VCTと電力量計は電力料金の根拠になるため、電力会社が支給して封印する。需要家側で選定したり触ったりはできない。
03
取り違えやすいところ
持ち主と、操作の順序
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
VCTも需要家が選ぶ
支給
され封印される
料金
の根拠になるから
DSでも電気を切れる
消弧
装置が付かない
アーク
が出て短絡する
6.6kVならLAも6.6kV
8.4
kV が標準
常時
動作させないため
避雷器は必ず義務
500
kW以上が対象
実務
では付けるのが原則
図面には「電力会社支給」「電力会社封印」の注記を入れておく
この3つ、すぐ答えられますか
並び順とその理由
測る(分岐前)→切り離す(点検用)→守る(入口で逃がす)
DSの操作順序
停電は遮断器OFF→DS開放、送電はDS投入→遮断器ON
LAの定格
定格電圧8.4kV/公称放電電流2.5kAが高圧配電線用の標準
LAの効きめを決めるもの
接地。A種・14mm²以上で、できるだけ太く短く、専用接地にする
避雷器は雷サージをゼロにするのではなく、機器の絶縁耐力より低い制限電圧まで押さえ込む。
04
図面での読みどころ
計量・断路・避雷
計量
分岐の前
VCTが責任分界点のすぐ内側にあるか
電力会社支給・封印の注記があるか
デマンド監視を付けるならパルス取出しの記載
断路
見える化
切れていることを目で確認できるのがDSの価値
無負荷・無電流でのみ操作する
インタロックで順序を守らせる
避雷
接地が命
LA 8.4kV 2.5kA のように併記する
接地抵抗と接地線のインピーダンスが制限電圧に上乗せされる
A種・14mm²以上、太く短く専用に
施設義務は電技解釈 第37条。高圧架空電線路から受電する500kW以上の需要場所の引込口などが対象になる。
05
まとめ|受電部の入口
測る・切り離す・守る
1
並び順には理由がある
計量は分岐する前でないと全量を測れず、DSは点検者を守るため計量より負荷側、LAは入口で逃がさないと手前の機器を守れない
VCT → DS → LA
2
DSは無負荷でしか開けない
消弧装置がないため、電流が流れたまま開くとアークが出て短絡事故になる。停電は遮断器→DS、送電はDS→遮断器の順
遮断器が先
3
避雷器は接地で効きめが決まる
接地抵抗と接地線のインピーダンスが、そのまま制限電圧に上乗せされる。A種・14mm²以上で、太く短く、専用接地が原則
8.4kV / 2.5kA
VCTと電力量計は電力会社の支給・封印。収める場所と取付・配線は需要家側の仕事になる。
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