174 TECHNICAL GUIDE雷サージの入口守れるのは通した線だけ 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
多くは誘導雷と侵入雷
SPDは差を詰める装置
全部を同じ経路に通す
クラスは3段で分かれる
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接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
雷サージの入口
守れるのは通した線だけ
その家に落ちていなくても、電線を伝って届く。
電源だけ守ると、押さえていない側から入ってくる
3
つの経路
4
つの入口
3
段のクラス
出典:HARITAの設計室「雷で家電が壊れるのはなぜ?|雷ガードタップの正しい使い方と、抜くべきプラグ」
SECTION
01
この章で答えること
落ちなければ無事か
壊れる原因の多くは、直撃ではない
このセクションで扱うこと
01
雷が機器に届く3つの経路
02
SPDが効かない使い方
03
分電盤側で受け止める考え方
02
入口は4つある
経路・入口・対策
届く経路|直撃・誘導・侵入
建物やアンテナへの直撃は頻度が低い
近くの落雷による誘導と侵入が多い
入口|線という線が入口になる
電源線・通信線・アンテナ・接地線
4つのどれか1つでも残せばそこから入る
SPDはサージを消す装置ではなく、端子間の電位差を詰める装置。
効かせるための条件
その機器につながる線を全部同じ経路に通す
接地も共通にする
別々に接地すると、その差が機器にかかる
被保護機器につながるすべての金属線路に設ける。これが設置の原則。
電源側の電位はSPDが押さえても、アンテナ側が押さえられていなければ、その差がそのまま機器の端子間にかかる。
03
取り違えやすいところ
経路・効きめ・接地
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
直撃以外は無事
誘導
と侵入で届く
電線
に電圧が起きる
電源だけで足りる
全線
を通さねば効かぬ
が機器にかかる
接地は別々でも
共通
にするのが原則
電位
の差が生まれる
SPDは一度きり
劣化
して効かなくなる
表示
が変わったら交換
テレビは電源とアンテナ、PCは電源とLANを同じ経路に通して初めて効く
この4つ、すぐ答えられますか
3つの経路
直撃雷は頻度が低く、誘導雷と侵入雷のほうが多い
4つの入口
電源線・通信線・アンテナ・接地線。残した1本から入ってくる
SPDの働き
サージを消すのではなく、端子間の電位差を詰めて機器を守る
3段のクラス
Iは引込口・受電盤、IIは分電盤、IIIは機器の直前
別々の場所に接地すると、雷電流が流れたときに地面の電位が持ち上がり、2つの接地の間に差が生まれる。
04
対策は3段で考える
引込口・分電盤・機器
クラスI
引込口
引込口や受電盤に置く
直撃雷に相当する大きなエネルギーを受ける
いちばん手前で削り取る段
クラスII
分電盤
分電盤に置いて誘導雷相当を受ける
抜けない機器が多いほど効きめが大きい
設置は登録電気工事業者の仕事
クラスIII
機器の直前
残った分を最後に削る仕上げの段
市販の雷ガードタップはここに当たる
手前に何もないと削りきれないことがある
いちばん確実なのは、鳴り出す前に線を外すこと。操作パネルで切る、電源プラグ、アンテナ線やLANの順で外す。
05
まとめ|雷サージの入口
経路・条件・段構え
1
落ちていなくても届く
直撃より、近くの落雷が屋外の電線に電圧を起こす誘導雷や、別の場所の雷電流が電力線を伝って入る侵入雷のほうが多い
誘導と侵入
2
線を全部通して初めて効く
SPDは端子間の電位差を詰める装置。電源だけ押さえてアンテナを直結のままにすると、その差がテレビの端子間にかかる
残せば入る
3
抜けない機器が多い家ほど盤側
冷蔵庫・給湯器・エアコン・インターホン・パワーコンディショナは外せない。分電盤にクラスIIを入れるのが本筋の対策になる
クラスII
SPDと機器の接地は共通にする。等電位ボンディングの考え方で、接地・雷保護の設計では中心になる原則。
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