178 TECHNICAL GUIDE幹線の系統計画計算の前に盤を置く 技術図書館へ
178
TECHNICAL GUIDE
短く・太く・分けすぎない
盤は負荷の重心へ
分ける軸は3つ
①をやり直すと全部戻る
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
幹線の系統計画
計算の前に盤を置く
ケーブルサイズの計算より先にやることがある。
盤をどこに置き、系統をどう分けるか
6
つの段
3
つの軸
1
段目が要
出典:HARITAの設計室「【幹線設備の設計マニュアル①】全体フローと系統計画 ― 盤をどこに置くかで、幹線の半分は決まる」
SECTION
01
この章で答えること
計算から始めるのか
その前に、計算する対象を決める
このセクションで扱うこと
01
幹線設計の6ステップ
02
盤をどこに置くか
03
系統を分ける3つの軸
02
盤の位置から始まる
順番・位置・分割
順番|6つの段を順にたどる
系統計画・負荷集計・サイズ選定
電圧降下・保護と分岐・分電盤
位置|盤は負荷の重心へ
分岐が短くなり、電圧降下も抑えられる
端に寄せると同じ台数でも長く太くなる
盤の位置が変わればこう長が変わり、サイズも保護も全部変わる。
合言葉は3つ
短く・太く・分けすぎない
ルートはセットで決める
EPSの位置、ラックの経路、他設備との交差
あとから盤は動かせない。だから1段目をいちばん丁寧に決める。
分岐回路が落ちても部屋がひとつ暗くなるだけだが、幹線が落ちればその先の盤ごと全部が止まる。
03
取り違えやすいところ
順番・位置・分割
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
まず計算から
対象
が定まっていない
の位置が先に要る
盤は空き場所へ
重心
に置くのが最適
配線
の総延長が変わる
建築が決める
数字
で示せば動く
何m
短くなるかを言う
分けるほど安全
も幹線も増える
EPS
に納まらなくなる
分ける理由を1つずつ言葉にできるかどうかが、分割の判断基準になる
この4つ、すぐ答えられますか
6つのステップ
系統計画・負荷集計・サイズ選定・電圧降下・保護と分岐・分電盤
盤の置き場所
負荷の重心。端に寄せると同じ負荷でも配線の総延長が伸びる
3つの合言葉
短く・太く・分けすぎない。3つとも盤の置き方で決まる
分ける軸
用途で分ける、階やエリアで分ける、重要度で分ける
1段目をやり直すと2段目から6段目まで全部やり直しになる。だから順番には強い意味がある。
04
分ける軸は3つ
用途・エリア・重要度
用途
混ぜない
電灯系統と動力系統を分ける
電圧も負荷の性質も違っている
動力の始動電流で照明がちらつく
エリア
工事のため
階やエリアで分けて縦にまとめる
EPSで縦系統をそろえておく
テナント入替えの範囲がその階で閉じる
重要度
非常時のため
常用系統と非常用系統を分ける
止めてよいものと悪いものを見分ける
非常照明や防災設備は生きていること
系統をひとつ増やすたびに、盤が増え、幹線が増え、EPSのスペースが要る。分けすぎると物理的に納まらない。
05
まとめ|幹線の系統計画
順番・位置・分割
1
計算の前に対象を決める
盤をどこに置き、系統をどう分けるか。ここが決まらないと計算する対象そのものが定まらず、やり直せば後の5段も戻る
1段目が要
2
盤は負荷の重心に置く
端に寄せるだけで配線の総延長は伸び、電圧降下が増え、ケーブルは太くなる。しかも盤はあとから動かせない
動かせない
3
分ける理由を言葉にする
用途・階やエリア・重要度。分けるほど安全だが、ひとつ増やすたびに盤と幹線とEPSのスペースが要ることになる
3つの軸
盤の位置は建築が決めることが多い。それでも「ここなら幹線が短くなる」と数字で示せれば、検討してもらえる。
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