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TECHNICAL GUIDE
PCSは保護装置でもある
連系点と逆潮流の有無
止まるのが絶対条件
竣工日から逆算する
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引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
太陽光の系統連系
つなぐ相手が決める
パネルを載せる工事ではなく、系統につなぐ工事。
相手には相手の都合があり、それが工程の締切を決める
2
つの検出
4
つの見張り
4
段の協議
出典:HARITAの設計室「【EV充電・再エネ設備の設計マニュアル③】太陽光の系統連系 ― つなぐ相手は電力会社」
SECTION
01
この章で答えること
パネルを載せる工事か
建物の中に発電所を作って、系統につなぐ
このセクションで扱うこと
01
PCSが担っている役割
02
連系点と逆潮流の選択
03
単独運転を止める仕組み
02
PCSは境界にいる
変換・連系点・保護
PCS|直流と交流の境界
直流を交流に変え、系統の電圧と周波数に合わせる
最大電力点追従と系統連系保護も担う
連系点|低圧か高圧か
小規模なら分電盤や主幹の二次側
規模が大きければ受変電設備側へ
同時に決まるのが逆潮流の有無。出すかどうかで検討も保護も変わる。
逆潮流あり|売電する
周辺の電圧上昇など系統側の影響検討が要る
逆潮流なし|自家消費のみ
流出を確実に止める仕組みが要る
接続点を決めると、そのあとの手続きまで決まっていく。
パネルが作るのは直流で、そのままでは建物の電気設備につながらない。PCSが変換して系統に合わせて送り出す。
03
取り違えやすいところ
停電時・保護・工程
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
停電でも使える
系統
が止まれば止まる
連系
の絶対条件になる
PCSは変換だけ
保護
装置でもある
異常
で系統から切り離す
逆潮流は自由
検討
の量が変わる
協議
に時間がかかりやすい
検討が済めば連系
協議
が終わっていない
竣工
日から逆算しておく
停電時に使いたいなら、自立運転か蓄電池という別の話になる
この4つ、すぐ答えられますか
PCSの3つの役割
直流から交流への変換、最大電力点追従、系統連系保護
単独運転とは
系統が停電しているのに発電が続き、切れた電線が充電される状態
2つの検出方式
受動的方式は切離しの瞬間の変化、能動的方式は揺さぶりへの反応
協議の4段
事前相談、接続の申込み、回答と接続検討、契約・工事・連系
受動的方式は発電と負荷が釣り合うと検出しにくい。能動的方式は釣り合っていても検出できるので、両方を組み合わせる。
04
保護継電器の対象
電圧・周波数・向き
電圧
OVRとUVR
過電圧と不足電圧を見張る
系統側の異常を捉える
発電による電圧上昇も対象になる
周波数
OFRとUFR
過周波数と不足周波数を見張る
系統から切り離されたときのずれを捉える
単独運転の検出にもつながる
向き
RPRと地絡
逆電力継電器は逆潮流なしの要
系統へ向かう電力を検出して止める
高圧連系では既存の保護協調も見る
発電設備を後付けするときは、既存の保護協調と整定を崩していないかを必ず確認する。
05
まとめ|太陽光の系統連系
境界・条件・工程
1
PCSは変換と保護を兼ねる
直流を交流に変えて系統に合わせるだけでなく、最大電力点追従と系統連系保護まで担っている。設備の中心はここにある
直流と交流の境界
2
止まることが連系の条件
切れた電線に電気を送り込めば、復旧に向かう作業員の感電に直結する。だから系統が停電したら発電設備も必ず止まる
単独運転の防止
3
協議が工程の締切を決める
技術的な検討が終わっても、協議が終わらなければ連系できない。竣工日から逆算して、いつまでに申し込むかを最初に決める
逆算しておく
単線結線図にはPCSの容量と台数、連系点の位置と逆潮流の有無、保護継電器の種類を書く。整定表は協議を通す道具でもある。