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TECHNICAL GUIDE
Ki は回路構成で変わる
Pi は定格入力容量[kVA]
6.6kV の限度値は50kVA
全SR付なら P0×0.9
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
等価容量の計算
P0=Σ(Ki×Pi) の進め方
換算係数×定格入力容量を機器ごとに合計した値。
受電電圧ごとの限度値と比べて、検討終了か第2ステップかが決まる
Ki
換算係数
50
kVA(6.6kV)
0.9
全SR付の補正
出典:HARITAの設計室「高調波流出電流計算[等価容量の計算方法]」ほか
SECTION
01
この章で答えること
換算係数って何を掛けるの?
式の意味と手順さえ押さえれば、計算そのものは難しくない
このセクションで扱うこと
01
式の意味と限度値
02
抽出から判定までの手順
01
計算式|P0=Σ(Ki × Pi)[kVA]
機器ごとの換算係数と定格入力容量を掛け合わせ、全機器分を合計する
換算係数
Ki
回路種別で決まる
×
定格入力容量
Pi
kVA
×
総和
Σ
i:回路種別
=
等価容量
P0
kVA
等価容量とは
高調波発生機器ごとの容量を、三相ブリッジ6パルス変換装置(6相整流器)の
回路構成容量に換算したものの総和。12パルス変換装置は0.5倍、三相ブリッジ
(コンデンサ平滑、リアクトル有り)は1.8倍など。
Ki は推測しない
換算係数は機器の種類だけでは決まらない。回路構成によって変わるため、
メーカー資料での確認が必須。推測で計算すると誤る。
Pi は機器の出力容量ではなく、定格入力容量[kVA]を用いる。台数ぶんを合計してから Ki を掛ける。
02
計算の手順
検討要否の項目に該当しない場合に、この流れで等価容量を求める
1
STEP 1
機器の抽出
インバータ機器・医療機器・クレーン・
調光機器・生産機器などを洗い出す
▶
2
STEP 2
機器表にまとめる
定格入力容量と台数を記入し
合計 Pi を出す
▶
3
STEP 3
換算係数の確認
回路種別№ごとの Ki を
メーカー資料で確認する
▶
4
STEP 4
合計と比較
P0=Σ(Ki×Pi) を求め
限度値と比べる
機器の抽出と機器表までは図面から調べられる。回路種別№と換算係数だけは製造メーカーに確認する。
03
計算例|機器表から等価容量まで
定格入力容量と台数を並べ、回路種別ごとの Ki を掛けて合計する
機器名称(3相)
定格入力容量/台数
回路種別№・Ki → Ki×Pi
エレベーター
6.77 kVA
2台
№31・Ki=3.4
→ 23.0 kVA
ビルマルチエアコン
13.1 kVA
6台(合計78.6)
№33・Ki=1.8
→ 141.5 kVA
合計 P0
―
―
164.5 kVA
23.0+141.5
回路種別№と換算係数は製造メーカーに確認する。定格入力容量と台数は図面・機器表から拾える
補正と判定
0.9 の補正
高圧受電かつ進相コンデンサが全て直列リアクトル付なら P0×0.9
この例では
164.5×0.9=148.05 kVA
判定
限度値50kVAを超えるため、第2ステップの検討要否判定は[要]
0.9 はどの設備でも掛けられるわけではない。高圧受電かつ全てのコンデンサが直列リアクトル付の場合に適用する。
04
受電電圧ごとの限度値
第1ステップの判定に用いる上限値。受電電圧によって変わる
受電電圧
限度値
判定
6.6kV
50 kVA
一般的な高圧受電
以下なら検討終了
超えれば第2ステップ
22/33kV
300 kVA
特別高圧
同上
―
66kV以上
2,000 kVA
特別高圧
同上
―
P0 が限度値以下であれば、その時点で検討終了(高調波対策は不要)となる
確認する資料
図面・機器表
高調波発生機器の抽出と、定格入力容量・台数
メーカー資料
回路種別№と換算係数 Ki
単線結線図
進相コンデンサが全て直列リアクトル付かどうか(0.9の可否)
限度値はどの受電電圧でも50kVAというわけではない。まず自分の受電電圧に対応する値を押さえる。
05
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
係数と容量の取り方を誤ると、合計そのものがずれる
取り違えやすいところ
換算係数 Ki は機器の種類だけで決まる
Pi は機器の出力容量
限度値はどの受電電圧でも50kVA
0.9倍はどの設備でも掛けられる
限度値以下でも第2ステップが必要
正しくは
回路構成によって変わるため、メーカー資料で確認する
機器の定格入力容量[kVA]を用いる
6.6kVは50、22/33kVは300、66kV以上は2,000[kVA]
高圧受電かつ進相コンデンサが全て直列リアクトル付の場合に適用する
限度値以下であれば検討終了となる
換算係数は仕様書(メーカー資料)で確認する。高調波発生機器の回路種別ごとに定められている。
06
まとめ|等価容量の押さえ方
式は1つ、確かめるのは Ki と限度値
1
式は P0=Σ(Ki×Pi)
機器ごとに換算係数と定格入力容量を掛け合わせ、全機器分を合計した値が等価容量
換算係数×定格入力容量
2
Ki はメーカー資料で確認する
機器の種類だけでは決まらない。回路構成によって変わるため、推測で計算すると誤る
回路種別で変わる
3
限度値と比べて判定する
全て直列リアクトル付なら P0×0.9。限度値以下なら検討終了、超えていれば第2ステップへ進む
6.6kV=50kVA
等価容量は高調波発生機器ごとに決まっているため、まず仕様書を確認するところから始める。
出典:高調波抑制対策技術指針(JEAG9702-2013)ほか(適用は最新版で確認)