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TECHNICAL GUIDE
埋めて測って増し打ち
土の性質で決まる
予備管は将来の予約
記録は埋戻し前だけ
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接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
接地と地中引込
埋める前に決まる
接地は測りながら足す工事で、地中は掘り返せない。
どちらも、埋め戻したあとでは手が入らない
3
段の作業
4
つの対策
2
本の予備管
出典:HARITAの設計室「【新人講座 施工実務編④】接地工事と地中引込の実際 ― 大地に電気の逃げ道をつくる」
SECTION
01
この章で答えること
棒を刺せば終わりか
机上の計算どおりにはいかない工事
このセクションで扱うこと
01
接地工事の流れと対策
02
地中引込とハンドホール
03
埋め戻す前に残すもの
02
地面との対話になる
接地・地中・記録
接地|埋めて、測って、増し打ち
接地抵抗は土の地質と水分で決まる
砂地は下がりにくく、岩盤は棒が入らない
地中引込|掘って、敷いて、埋め戻す
長距離や曲がりが続くと引き込めない
途中にハンドホールという中継点を置く
設計が種別ごとの規定値を示し、現場が実測で追い込んでいく。
予備管|将来の工事を予約する
空の管を1〜2本、設計の段階で入れておく
記録|埋まったら二度と見えない
深さ・離隔・標識シートを写真で残す
人が入るのがマンホール、手を入れて作業するのがハンドホール。
大地は非常に大きな導体で、電気を受け止めても電位がほぼ変わらない。だから抵抗の低い逃げ道として使える。
03
取り違えやすいところ
抵抗・記録・掘削
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
棒を刺すだけ
測る
まで終わらない
1回
で決まらぬのが普通
規定値は計算で
土
の性質で変わる
実測
で追い込んでいく
記録は後でも
埋戻
し前しか撮れぬ
証明
できるのは記録だけ
空の管は無駄
工事
費が桁で変わる
地中
は掘り返せない
ハンドホールの位置とサイズは設計事項。図面に描くのは設計者の仕事
この4つ、すぐ答えられますか
接地工事の流れ
接地極を埋め、抵抗を測り、規定値以下になるまで増し打ちする
下がらないときの手
深打ち、並列にして間隔をとる、低減剤、板や網への変更
標識シートの役目
ケーブルの少し上に埋め、掘る人へ警告する最後の砦になる
掘る前にやること
図面照会と試掘による埋設物調査。図面にない管が出たら即中止
接地は守る対象と電圧でクラスが分かれ、種別ごとに合格ラインが違う。高圧機器の外箱はA種、低圧機器の外箱はD種。
04
埋める前の3つ
調査・記録・仕込み
調査
掘る前に
図面照会と試掘で埋設物を調べる
図面にない管は出てくるものと考える
出たら即作業停止して管理者へ連絡
記録
写真で残す
スケールを当てた深さの写真を撮る
離隔と標識シートの敷設状況も残す
埋設位置は竣工図にも正確に反映する
仕込み
将来の分
予備管を1〜2本、設計段階で入れる
本数と経路を竣工図に書いておく
将来の増設予定を施主から聞き取る
接地線の色は緑(緑/黄)。色の取り違えは、点検する人を欺くことになる危険な誤りになる。
05
まとめ|接地と地中引込
実測・記録・予備
1
測りながら足していく
接地抵抗は地質と水分で決まるので、机上の計算どおりにはいかない。深打ち・並列・低減剤・板や網と、対策を測りながら重ねる
土との対話
2
記録は埋め戻す前だけ
深さ・離隔・標識シートの写真は、埋まったら二度と撮れない。竣工後の「ここ掘って大丈夫か」に答えられるのはこの記録だけ
唯一の証拠
3
予備管は未来への仕込み
地中管路は竣工後に掘り返せない。予備管があるかないかで、10年後の増設・更新の工事費が桁違いに変わってくる
1〜2本
漏電したとき、電気が人体ではなく接地線から大地へ流れるようにしておくのが接地の役割。抵抗は低いほど安全側。