181 TECHNICAL GUIDE総合操作盤の義務規模だけでは決まらない 技術図書館へ
181
TECHNICAL GUIDE
イ・ロは無条件で義務
ハは指定されて初めて
17設備が準用する
告示は5要素を定める
181
防災・消防 / TECHNICAL GUIDE
総合操作盤の義務
規模だけでは決まらない
同じ号の中に、性格の違う2種類の規定が同居している。
読み違えると、入れ忘れるか、要らない盤を計上する
3
つの区分
17
の設備
5
つの要素
出典:HARITAの設計室「建築消防|総合操作盤はいつ義務になるか|規則12条1項8号のイ・ロ・ハと2つの告示」
SECTION
01
この章で答えること
大規模なら要るのか
規模に該当しても、指定がなければ義務は生じない
このセクションで扱うこと
01
イ・ロ・ハの3区分
02
17設備に効く準用構造
03
告示が定める盤の要件
02
同じ号に2つの性格
無条件・指定制
イ・ロ|無条件で義務になる
延べ面積5万㎡以上、または15階以上かつ3万㎡以上
ロは延べ面積1,000㎡以上の地下街
ハ|指定されて初めて義務
11階以上かつ1万㎡以上などの規模要件に該当し
消防長又は消防署長の指定を受けたとき
条文は指定を義務発生の要件として書いている。規模に該当=義務ではない。
ただし決め打ちも危ない
多くの消防本部が運用基準を公表して指定している
設計初期に確かめる
所轄消防本部の指定の運用を必ず確認する
あとから指定が入ると、レイアウトから電源容量まで手戻りになる。
根拠は消防法施行規則第12条第1項第8号。他の16設備がこの号を準用するため、結果として主要設備が総合操作盤の対象になる。
03
出典を取り違えやすい
告示か、通知か
よく言われること
実際の出典は
根拠・補足
UPSは告示要求
予備
電源か非常電源
UPS
の語は告示にない
予備電源2時間
通知
に書かれた目安
概ね
2時間以上とある
配線は耐火配線
審査
基準による要求
告示
は容量と接続まで
防災要員は3名
指導
であって義務でない
条例
は自治体ごとに違う
告示にない=やらなくてよい、ではない。根拠を階層で持っておく
この4つ、すぐ答えられますか
イの要件
延べ面積5万㎡以上、または15階以上かつ延べ面積3万㎡以上
ハの性格
規模要件に該当し、かつ消防長又は消防署長の指定を受けて初めて義務
告示第7号の5要素
表示部・操作部・制御部・記録部・附属設備
告示第8号の4区分
防災監視場所・副防災監視場所・監視場所・遠隔監視場所
遠隔監視は付加であって代替ではない。警備会社の監視センターを置いても、建物側に常時有人の防災センター等が要る。
04
電気設計の3点
電源・容量・配線
電源
どちらで取る
予備電源か非常電源かで幹線が変わる
盤内蔵かキュービクル側かを先に決める
自家発の起動より先に立ち上がる必要がある
容量
増設を見込む
最大負荷に連続して耐える容量にする
表示灯・プリンタ・操作出力まで数える
テナント工事で監視点数は増えていく
配線
監視と操作
監視だけなら接点1点で済む設備もある
操作を伴うと起動・停止・応答で複数点
17設備の点数表を早い段階で作る
条文は監視と操作の両方を求めている。監視信号だけ盤に上げて操作回路を上げ忘れるのは、本数の見積りで起きやすい。
05
まとめ|総合操作盤
義務・要件・出典
1
3区分の性格が違う
イとロは無条件で義務、ハは規模要件に該当したうえで消防長又は消防署長の指定を受けて初めて義務になる
無条件と指定制
2
17設備が準用している
根拠は屋内消火栓設備の号だが、他の16設備がそれぞれの技術基準の中で準用しているため、主要設備がすべて対象になる
全体に効く
3
根拠を階層で持つ
UPS・2時間・耐火配線・防災要員3名は、告示の条文ではなく通知や自治体の審査基準による。協議ではそちらも求められる
告示か通知か
総合操作盤を置くのは防災監視場所。棟ごとに監視場所を設け、全体を防災監視場所で束ねる構成も取れる。
1 / 1

HARITAの設計室|技術図書館へ 矢印キー・スワイプでページを送れます