182 TECHNICAL GUIDE機器を役割で束ねる暗記表ではなく地図 技術図書館へ
182
TECHNICAL GUIDE
8つの役割に束ねる
3つの引き方がある
位置で6ブロック
根拠を説明できる
182
受変電 / TECHNICAL GUIDE
機器を役割で束ねる
暗記表ではなく地図
20種類以上の記号も、役割で分ければ8つに収まる。
記号から引き、位置から引き、ないとどうなるかから引く
8
つの役割
6
ブロック
3
つの引き方
出典:HARITAの設計室「【高圧受変電設備の設計マニュアル・資料編】機器別 目的早見表」
SECTION
01
この章で答えること
記号を覚えるのか
役割で束ねれば、地図として使える
このセクションで扱うこと
01
8つの役割という束ね方
02
表の3つの引き方
03
ないとどうなるかで読む
02
役割で8つに収まる
受ける・測る・切る
受ける・切り離す
PAS・UGS・SOG・CH・DS
波及事故を出さないための入口
測る・切る
VCT・Wh・VT・CT・ZCT
VCB・PF・LBS・ACB・MCCB
見つける・逃がす
OCR 51・DGR 67・UVR 27
LAとA〜D種の接地
残りは変える(変圧器)・整える(SC・SR)・配る(低圧幹線・発電機)。
位置から引く
単線結線図のこの位置なら、6ブロックのどこか
リスクから引く
これが無いとどうなるかで、設計の根拠を語る
記号を丸暗記するのではなく、役割で束ねて地図として使う。
主要機器は39点。文字記号・名称・目的・ないとどうなるかを、設置位置の6ブロックごとに並べた早見表になっている。
03
ないとどうなるか
欠けたときの結果
欠けている機器
起きること
根拠・補足
PAS・UGS
配電
線ごと停電する
近隣
を巻き添えにする
DS(断路器)
電源
側が切り離せぬ
充電
されたまま残る
LA(避雷器)
下流
がまとめて壊れる
連鎖
的な絶縁破壊に至る
B種接地
低圧
側が高圧になる
混触
したときに危険側へ
主遮断装置がないと、上位の電力会社が切ることになり波及事故になる
この4つ、すぐ答えられますか
8つの役割
受ける・測る・切る・見つける・逃がす・変える・整える・配る
SOGの働き
地絡は即時開放、短絡は電力会社の再閉路による無電圧時に開放する
主遮断装置の分かれ目
PF・S形は300kVA以下、CB形は4,000kVA以下で選ぶ
接地の4種
A種は高圧機器、B種は混触対策、C種は300V超、D種は300V以下
VCTは電力会社の支給品で封印されている。これがないと取引の根拠が取れず、受電契約そのものが成立しない。
04
表の引き方は3つ
記号・位置・リスク
記号
名前から
図面で見たDGRが何なのかを引く
名称と目的がその場でわかる
初見の記号に出会ったときの入口
位置
図面から
単線結線図のこの位置の機器を探す
6ブロックのどこかで当たりを付ける
引込部・受電部・変圧器と続く並び
リスク
根拠から
これが無いとどうなるかで引く
設計の根拠を言葉で説明できる
省く提案への答えにもなる
主遮断装置の形式を選び直すと、この表の主遮断装置の行がまるごと入れ替わる。PF・S形とCB形では構成機器が違う。
05
まとめ|機器の早見マップ
役割・位置・根拠
1
20種類が8つに収まる
受ける・測る・切る・見つける・逃がす・変える・整える・配る。記号を丸暗記するのではなく、役割ごとのまとまりで覚える
役割で束ねる
2
3方向から引ける表にする
図面で見た記号から、単線結線図の位置から、そして「これが無いとどうなるか」から。同じ表を3通りに使い分ける
記号・位置・リスク
3
欠けたときの結果で語る
PASがなければ波及事故、DSがなければ点検時の感電、LAがなければ連鎖的な絶縁破壊。省けない理由はここにある
設計の根拠
暗記表としてではなく地図として使う。図面を読むときに手元に置いておくのが、この資料の本来の使い方。
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