183 TECHNICAL GUIDE電線の色の根拠法令は色を定めない 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
根拠は内線規程
緑は接地の予約席
三相の白は別系譜
図面→実測→色の順
183
配線・配管 / TECHNICAL GUIDE
電線の色の根拠
法令は色を定めない
接地側は白、電圧側は黒。決めているのは法律ではない。
守る理由は、極性を前提にした安全設計の側にある
3
層の根拠
1
つの共通点
3
段の順序
出典:HARITAの設計室「【そうだったのか小ネタ①】電線の色は誰が決めたのか ― 赤白黒は法令ではなく、規程だった」
SECTION
01
この章で答えること
法律で決まっているか
どこまでが法令で、どこからが規程か
このセクションで扱うこと
01
赤白黒を決めている文書
02
屋内配線の白と三相の白
03
既設で守られていないとき
02
根拠は規格の側に
法令・規程・JIS
法令|色そのものは定めていない
電気設備技術基準にも、その解釈にも
電線の色の規定は置かれていない
規程・JIS|実際に決めている側
赤白黒は内線規程という民間の自主規格
緑を接地専用にしているのはJIS C 0446
罰則があるのは法令だけ。その法令が、色については何も言っていない。
屋内配線の白|接地側を指す
根拠は内線規程。単相2線式・3線式の話
三相の白|相導体を指すことがある
根拠はJEM 1134で、出自がまるで違う
同じ白でも、出自が違えば意味も違う。単相の癖のまま触らない。
国際規格に合わせた設備はIEC 60445系で、茶・黒・灰/青/緑・黄。日本の慣行とは重ならない。
03
取り違えやすいところ
根拠・意味・順序
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
法令で決まる
規程
が決めている
内線
規程は民間の規格
白なら触れる
三相
では電圧側もある
検電
は色によらず行う
青は中性で共通
意味
が正反対になる
輸入
設備で事故になる
動けば正しい
安全
設計だけが崩れる
受金
が接地側を前提に
日本とIECで一致しているのは緑系だけ。色から入らず、図面と実測から入る
この4つ、すぐ答えられますか
赤白黒の根拠
内線規程(JEAC 8001)という民間の自主規格
本質は一点だけ
緑を他の用途に使わないこと。主要規格が足並みをそろえている
白の2つの出自
屋内配線は内線規程で接地側、盤内はJEM 1134で相の識別
判断の順序
図面と銘板で仕様を確認、実測して確かめ、色は最後の補助情報
緑の専用扱いはIEC系・JIS・米国のNECで共通。ただし限定用途の例外規定を持つ国もあり、例外なく世界共通ではない。
04
色を守る理由
器具・順序・記録
器具
極性が前提
ソケットの受金は接地側に接続する
電球交換で金属部に触れても感電しにくい
コンセントの差込口が片側だけ長い理由
順序
色は最後
まず図面と銘板で仕様を確認する
次に実測して確かめる
色から入ると足をすくわれる
記録
既設の扱い
推測でその場で結線し直さない
両端にマーキングして識別できる状態に
どの範囲がどう違うかを引き継ぎ書に残す
色を揃えるのは美観の話ではない。極性を前提にした安全設計を成立させるための道具として決まっている。
05
まとめ|電線の色の根拠
根拠・意味・順序
1
決めているのは規程の側
赤白黒は内線規程、緑の専用扱いはJIS C 0446。電気設備技術基準にもその解釈にも、電線の色の規定は置かれていない
法令ではない
2
同じ白でも出自が違う
屋内配線の白は接地側、盤内の白は相導体を指すことがある。単相の癖で「白だから大丈夫」と手を出すと感電する
単相と三相
3
図面・実測・色の順で見る
輸入盤では青の意味が正反対になる。色は作業前の見当をつけるための情報で、安全を保証するものではない
色は補助情報
白と黒を入れ替えても電気は通ってしまう。動作するかどうかは、結線が正しいことの証明にはならない。
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