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TECHNICAL GUIDE
第三種はD種になった
C種はA種と同じ厳しさ
500Ωは時間で買う
B種だけ式で決まる
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接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
第三種はD種になる
物差しが入れ替わった
順番が狂ったのではない。分類の軸が変わっただけ。
強化版かどうかではなく、電圧の高さで並べ直された
4
つの種別
500
Ωの緩和
0.5
秒が条件
出典:HARITAの設計室「【そうだったのか小ネタ②】第三種はなぜD種になったのか」
SECTION
01
この章で答えること
なぜCではないのか
名前が変わっただけではない理由がある
このセクションで扱うこと
01
旧名称と新名称の対応
02
電圧で並べ直すと見える順
03
500Ω緩和とB種の式
02
軸が入れ替わった
旧名称・新名称
旧|基本と強化版という親子関係
第三種があって、その上に特別第三種
設備の性格で分けていた
新|電圧の高さで一列に並べ直す
A種は高圧以上、C種は300V超の低圧
D種は300V以下の低圧
だから特別第三種がC種、第三種がD種になる。順番が狂ったのではない。
B種だけは並びに乗らない
混触したときの保護という別目的の接地
改められたのは1997年
旧省令を丸ごと置き換える全面改正だった
第一種はA種、第二種はB種。迷うのは下の2つだけになる。
A種とB種は接地線が直径2.6mm以上、C種とD種は1.6mm以上。抵抗値はA種とC種が10Ω以下、D種が100Ω以下。
03
取り違えやすいところ
順番・厳しさ・緩和
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
第三種はC種
D種
が対応している
特別
第三種のほうがC種
低圧だから緩い
C種
はA種と同じ値
300V
超で危険度が上がる
500Ωは緩み
時間
と引き換えている
0.5
秒以内に遮断する
旧図の値を流用
測り
直すのが前提
経年
で抵抗値は変わる
B種の緩和も同じ思想。1秒以内の遮断なら600/Igまで緩められる
この4つ、すぐ答えられますか
新旧の対応
第一種はA種、第二種はB種、特別第三種はC種、第三種はD種
C種の抵抗値
10Ω以下で、高圧のA種と同じ厳しさが求められている
500Ωの条件
地絡時に0.5秒以内で自動遮断する装置を施設する場合に使える
B種が式の理由
守る対象が低圧側全体の電位上昇で、一線地絡電流次第で変わるから
B種は自動遮断装置がなければ150/Ig、1秒超2秒以内の遮断なら300/Ig、1秒以内なら600/Ig以下となる。
04
実務で効く3つ
記録・読替え・測定
記録
前提を書く
500Ωなら0.5秒遮断が前提になる
竣工図と引き継ぎ書にその前提を書く
数値だけ残しても前提は伝わらない
読替え
反射で言う
第三種はD種、特別第三種はC種
改修図は現行表記に揃えるのが望ましい
凡例に旧表記との対応を一行入れる
測定
流用しない
旧図の抵抗値はその時点の値でしかない
接地極は経年で抵抗値が変わる
どんな条件を前提にした値かも確かめる
後年の改修で遮断装置が撤去・変更されると、接地だけが取り残されて500Ωの条件を満たさなくなる。
05
まとめ|接地の記号
軸・厳しさ・緩和
1
並べる物差しが入れ替わった
旧名称は基本と強化版という親子関係、新名称は電圧の高さで一列。だから特別第三種がC種、第三種がD種になる
電圧の順
2
C種はA種と同じ厳しさ
300Vを超える低圧は、人が触れたときの危険度が跳ね上がる。旧名称で「特別」と付いていた理由がここに残っている
10Ω以下
3
緩和は時間で買っている
電位上昇を抑える代わりに、危険な状態が続く時間を短くする。C種D種の500Ωも、B種の300/600への緩和も同じ考え方
同じ思想
電位上昇の大きさと、それが続く時間。この2つの掛け算で危険度を見ていると捉えると、4種類が1つの体系に見えてくる。