188 TECHNICAL GUIDEPCBの調べ方順番に絞り込む 技術図書館へ
188
TECHNICAL GUIDE
銘板で3点を記録する
高濃度は照会で判る
低濃度は分析だけ
保管品から先に見る
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受変電 / TECHNICAL GUIDE
PCBの調べ方
順番に絞り込む
銘板を見て、リストと照らし、最後に分析する。
お金がかかるのは、いちばん最後の段だけ
3
つの段
0.5
が境目
4
週間の目安
出典:HARITAの設計室「【連載第3回】自社の機器にPCBが入っているか調べる方法|銘板→照会→分析の3ステップ」
SECTION
01
この章で答えること
全部を分析に出すのか
一段ずつ絞り込めば、費用は最後だけ
このセクションで扱うこと
01
銘板で見る3点
02
リスト照合で判ること
03
分析でしか判らないこと
02
3段で絞り込む
銘板・照会・分析
銘板|費用ゼロで今日できる
メーカー名・型式・製造年月の3点
年月で最初のふるい分けができる
照会|高濃度はここで判る
JEMAやJLMAの公開情報と照らす
ここまでも費用はかからない
分析|低濃度を確定させる
絶縁油を採って濃度を測る
ここで初めて費用が発生する
順番を飛ばして全数を分析に出すと、費用がいくらあっても足りない。
ここで終われる機器もある
製造年月が新しければ、その場で調査終了
結果の分かれ目
0.5mg/kg以下なら対象外、超えれば低濃度
銘板も見ずに「たぶん大丈夫」で済ませるのが、いちばん悪い。
変圧器は1994年以降、封じ切りのコンデンサは1991年以降、照明用安定器は1973年以降の製造なら原則として対象外。
03
取り違えやすいところ
手順・費用・安全
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
全数を分析へ
銘板
から絞っていく
費用
は最後の段だけ
低濃度もリスト
分析
でしか確定しない
記録
が存在していない
油は自分で抜く
停電
を伴う作業になる
採油
は専門業者に頼む
高濃度も処分へ
処理
先がもう選べない
相談
先は自治体になる
分析は1検体1.5〜5万円、結果まで2〜4週間が目安になる
この4つ、すぐ答えられますか
銘板で見る3点
メーカー名、型式、製造年月。写真は銘板全体がはっきり写るように撮る
照会先
変圧器とコンデンサはJEMA、照明用安定器はJLMAの公開情報
低濃度の性格
メーカーが使ったつもりのない汚染。リストも記録も存在しない
判定の境目
0.5mg/kg以下なら対象外、超えれば低濃度PCBとして期限内に処分
キュービクル内の機器は通電中で銘板に近づけないことがある。無理に確認せず、停電点検に合わせてまとめて見る。
04
手が回らないとき
保管品・更新・使用中
保管品
まず最初に
すでに電路から外した機器を先に見る
倉庫の廃棄予定品もここに入る
届出漏れのリスクがいちばん高い
更新予定
次に見る
どのみち外すことが決まっている機器
調べる機会と工事の機会が重なる
停電の段取りを兼ねられる
使用中
最後に回す
停電の調整に時間がかかる
停電点検のタイミングにまとめる
電気主任技術者と日程を合わせる
台数が多いなら、分析はまとめて依頼して単価交渉するのが定石。期限が近づくと依頼が集中して日数も延びる。
05
まとめ|PCBの調べ方
銘板・照会・分析
1
順番に絞り込んでいく
銘板を撮り、公開されたリストと照らすところまでは費用ゼロ。お金がかかるのは、最後の濃度分析の段だけ
費用は最後
2
高濃度と低濃度で判り方が違う
高濃度はメーカーが意図して使っていたので記録があり、型式の照合で判る。低濃度は記録がなく、分析でしか確定しない
記録の有無
3
採油は停電を伴う作業
使用中の機器は停電させる必要があり、感電と油漏れのリスクがある。自分で抜かず、電気主任技術者と日程を調整する
専門業者へ
照会で高濃度と判明したら、現在は委託できる処理先がない。触らず、壊さず、そのままの状態で管轄の自治体に相談する。
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