19 TECHNICAL GUIDE変圧器二次側の定格電流電流計・電圧計の選び方 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
容量[kVA]÷二次電圧[kV]÷√3
0.21=210VのkV換算
将来性は1.2〜1.5倍
210V→300V計
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
変圧器二次側の定格電流
電流計・電圧計の選び方
二次側の定格電流を計算し、それを上回る規格品を選ぶのが基本。
三相は÷√3、単相は÷√3なし。電圧計は二次電圧で決まる
√3
三相のみ
300
V計(二次210V)
1.5
倍まで見込む
出典:HARITAの設計室「変圧器二次側の定格電流の計算式と容量別早見表」ほか
SECTION
01
この章で答えること
電流計の容量はどう決める?
盤に付く電圧計・電流計は、変圧器ごとに選定する必要がある
このセクションで扱うこと
01
計算式と必要な3条件
02
早見表と将来性の見込み
01
計算式|定格電流=容量 ÷ 二次電圧 ÷ √3
三相には√3が入り、単相には入らない。ここだけが違い
変圧器容量
kVA
仕様で確認
×
二次側電圧
÷ kV
210V=0.21
×
三相のみ
÷ √3
単相は不要
定格電流
I
A
計算に必要な3条件
① トランスの二次側電圧 ② トランスの容量 ③ トランスの仕様(単相・三相)
いずれもトランスの仕様書で確認できる。
0.21 という数字の意味
二次側電圧210V を kV に換算した値。二次側電圧が異なる場合は、
その電圧を kV に換算した数値に置き換えて計算する。
計算例:二次側210V・300kVA・三相なら 300÷0.21÷√3 ≒ 825A。この値を超える電流計(例:1000A)を選ぶ。
02
選定の流れ|計算して、一段大きい規格を選ぶ
実際の値ぴったりではなく、規格化された目盛りから上回るものを選ぶ
トランス仕様
電圧・容量・単相/三相
定格電流を計算
300÷0.21÷√3 ≒ 825A
規格品を選ぶ
計算値を上回る 1000A
将来性を見込む場合
1.2〜1.5倍で選ぶ
三相のみ ÷√3
改修や増築でトランス容量が変わっても、計器の取替が要らないようにする
大きすぎると目盛りの単位が粗くなり読めなくなるため、上げすぎない
計算
選定
将来性
工場や福祉施設など改修・増築の見込みがある建物は、設計時に用途と将来性を考えて1.2〜1.5倍の電流値を想定する。
03
三相トランスの電流計 早見表
二次側210Vで計算した場合の目安
容量[kVA]
定格電流/電流計[A]
将来性を考慮[A]
20 / 30
55 → 75
83 → 100
100
200
50 / 75
138 → 200
206 → 300
300
400
100 / 150
275 → 400
412 → 500
500
750
200 / 300
550 → 600
825 → 1000
900
1500
定格電流値[A]=変圧器容量[kVA]÷二次側電圧[kV]÷√3 (二次側210V で計算)
単相トランスの場合
式から√3を外す
定格電流[A]=変圧器容量[kVA]÷二次側電圧[kV]
50kVA
238A → 電流計300A(将来性400A)
300kVA
1430A → 電流計2000A(将来性2000A)
大電流回路の受変電盤では、電流計は変流器(CT)を介して二次側の小さな電流を読み取り、一次側の実電流に換算して表示する方式が一般的。
04
電圧計は二次側電圧で決まる
実際の電圧ぴったりではなく、一回り大きい規格を選ぶ
一次側電圧[V]
二次側電圧[V]
電圧計[V]
6,600
210
三相
300
一回り大きい規格
6,600
210ー105
単相三線
300
同上
6,600
440
動力系
500
同上
対象回路の二次側電圧を確認すれば選定できる。電圧変動時にも針が振り切れないよう余裕をみる
選定の手順
1|条件の確認
二次側電圧・容量・単相か三相かを確認する
2|定格電流の計算
三相なら 容量[kVA]÷二次側電圧[kV]÷√3
3|規格品を選ぶ
計算値を上回る直近の規格品を選ぶ
電圧計は二次側電圧を確認するだけで選定できる。一次6,600V・二次210Vなら300V、二次440Vなら500Vが目安。
05
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
「計算値そのまま」「大きいほど安心」で選ぶと使いにくくなる
取り違えやすいところ
単相にも√3を掛ける
電圧計は二次側が210Vなら210V目盛を選ぶ
計算値ぴったりの電流計を選ぶ
将来性は大きいほどよい
正しくは
√3が入るのは三相のみ。単相は 容量÷二次側電圧
一回り大きい規格を選ぶ。一次6,600V・二次210Vなら300V
規格化された目盛りから、計算値を上回る一段大きい製品を選ぶ
大きすぎると目盛りの単位が粗くなり読めない。1.2〜1.5倍が目安
選定に必要なのはトランスの二次側電圧・容量・仕様(単相/三相)の3つだけ。すべてトランス仕様で確認できる。
06
まとめ|二次側の計器の選び方
計算 → 規格品 → 将来性 の順に決める
1
定格電流を計算する
三相:容量[kVA]÷二次側電圧[kV]÷√3 単相:容量[kVA]÷二次側電圧[kV]。0.21は210VのkV換算
÷二次電圧÷√3
2
計算値を上回る規格品を選ぶ
二次210V・300kVA・三相なら約825A。これを超える電流計(例:1000A)を選定する
300kVA→1000A
3
電圧計は二次側電圧で決まる
一次6,600V・二次210V(または210-105V)なら300V、二次440Vなら500Vが目安
210V→300V
改修や増築が見込まれる建物では、計算値の1.2〜1.5倍を目安に選定しておくと、容量増加にも取替なしで対応できる。
出典:HARITAの設計室/各メーカー資料 ほか(適用は最新版で確認)
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