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TECHNICAL GUIDE
起点が手元にない
4つの図面は質問が違う
拾いは経路で数える
機器表は必ず変わる
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
動力は機器表で決まる
図面はその写しになる
設計の起点が、自分の手元にない。
機器の名前も出力も台数も、決めるのは機械設備
4
つの図面
4
つの拾い
6
つの段
出典:HARITAの設計室「【動力設備の設計マニュアル⑥・最終回】図面化と拾い ― 動力は、機器表で決まる」
SECTION
01
この章で答えること
どこから描き始めるか
電気側が自分で決められる欄は、実は多くない
このセクションで扱うこと
01
4つの図面の役割分担
02
機器表という共通言語
03
経路で数える拾い方
02
情報は機器表へ集まる
図面・共通言語・拾い
機器表|電気と機械の共通言語
機械が埋める欄が先にあり、電気が後を埋める
左が埋まらないと右は書けない
図面|4種類で質問が違う
配置図・動力幹線系統図
機器表・制御回路図
図面と図面をつなぐのは回路番号。1枚で全部を説明しようとしない。
拾いは経路で数える
盤から機器までを1本ずつ追っていく
機器表は途中で必ず変わる
日付と版が入っていない表で仕上げにいかない
図面は機器表の写しであって、その逆ではない。
機械設備が埋めるのは機器の名称・出力・台数・始動方式・運転時間。電気は電源の相と電圧、回路番号、ブレーカー、ケーブル。
03
4つの図面の役割
答える質問が違う
図面
答える質問
読み取れること
配置図
どこ
に何があるか
位置
と経路の見当
動力幹線系統図
どこ
から電気が来るか
容量
とどこで切れるか
機器表
何が
何台あるのか
出力
と始動方式と番号
制御回路図
どう
動くのかを示す
作る
のは盤屋になる
制御回路図を描くのは盤屋でも、承認するのは設計者になる
この4つ、すぐ答えられますか
拾いの4項目
盤の面数と形式、回路数、ケーブルのm数、付属品
いちばん落ちるもの
手元開閉器・現場操作盤・制御線。機器表に欄がなくても現場には要る
仮の値の扱い
色を変える、備考に仮と書く、日付を入れる。独り歩きが最大の事故
6つのステップ
電灯と動力・容量換算・始動電流・保護選定・盤の構成・図面化と拾い
機器1台に1回路が基本なので、台数がそのまま回路数になる。ここは動力の分かりやすいところ。
04
変更に備える3つ
版・影響・順序
版管理
日付を見る
日付と版が入った機器表で進める
版のない表で図面を仕上げにいかない
それだけで手戻りがかなり減る
影響
範囲を示す
kWが変わればブレーカーとケーブルが動く
盤の面数まで動くこともある
黙って吸収せず、範囲を伝えて判断を仰ぐ
順序
動かぬ所から
機器表が出ないなら空欄の枠を先に渡す
盤の位置と幹線ルートから手をつける
機器表が変わっても動きにくい部分を先に
動力が電灯と違って見えるのは計算が難しいからではない。決めるべきことの半分が、電気側の外にあるから。
05
まとめ|動力の図面化
起点・図面・拾い
1
起点が電気側の外にある
機器の名称も出力も台数も始動方式も、決めるのは機械設備。その受け皿が機器表で、動力の図面は機器表が固まってから描き始める
機器表が軸
2
図面は4種類で役割が違う
配置図・動力幹線系統図・機器表・制御回路図。答える質問が違うので分けて描き、つなぐのは回路番号にする
回路番号でつなぐ
3
拾いは台数ではなく経路
盤から機器までを1本ずつ追えば、手元開閉器・現場操作盤・制御線という落ちやすい付属品も自然と拾える
1本ずつ追う
拾えない図面は、まだ図面として終わっていない。あとで拾える形にしておくことも、図面化の一部になる。