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TECHNICAL GUIDE
4種類は質問が違う
単線は相を捨てている
判断はかならず竣工図
記載項目は10個
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受変電 / TECHNICAL GUIDE
同じ設備を4枚で描く
捨てた情報が違う
単線結線図・三線結線図・展開接続図・配置図は、どれも同じ設備を描いている。
違うのは、何を残して何を捨てたか
4
種類の図
10
の記載項目
5
段階の版
出典:HARITAの設計室「高圧受変電設備の設計マニュアル②|設計図書の種類と役割」
SECTION
01
この章で答えること
どの図面を開けばよいか
知りたいことが決まれば、開く図面も決まる
このセクションで扱うこと
01
4種類は答える質問が違う
02
単線結線図が中心になる理由
03
同じ名前の図面が何枚もある
02
4種類は質問が違う
同じ受電部を描き分ける
単線結線図
どうつながっているか
1本の線で三相を代表する
三線結線図
電線は何本でどこに入るか
結線・個数・極性まで分かる
展開接続図
事故のときどう動くか
継電器から遮断までの流れ
配置図・盤姿図
どこにどう置くか
搬入経路と保守スペース
4つとも同じ設備を描いている。違うのは、何を残して何を捨てたか。
単線結線図が中心にある
受電から末端までが1枚に収まり
打合せで指をさせる唯一の図面
決定事項がここに集まる
協議・申請・見積の基準になる
読みやすいのは相を捨てているから
1枚に全部描くと誰も読めなくなる。だから目的ごとに情報を捨てている。
全体像を先に持ってから細部へ下りる。単線結線図、三線結線図、展開接続図、配置図・盤姿図の順に読むと迷わない。
03
取り違えやすいところ
本数・版・スペース
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
電線は1本
三相
なら3本を表す
条数
は三線結線図で
図面は1枚
4種類
を描き分ける
目的
ごとに情報を捨てる
最新版でよい
竣工図
で判断する
実施設計図
は現場と違う
配置図は後
保守
スペースが要る
搬入
経路もここで見る
版は計画・実施設計・承認図・施工図・竣工図の5段階で進む
この4つ、すぐ答えられますか
単線結線図の1本の線
三相なら3本の電線を表している。条数はケーブルリストと突き合わせる
動作の順序が分かる図
継電器が動いても引外し回路がなければ遮断器は切れない。展開接続図で見る
設備を触るときの版
かならず竣工図。古い版で停電作業を計画するのが最も危ない
図面を開いて最初に見る
表題欄。図面名・物件名・日付・版数・改訂履歴・承認が分かる
単線結線図がどれだけ正しくても、盤の前に点検スペースがなければ設備は使えない。配置図と盤姿図を軽く見ないこと。
04
単線結線図の記載項目
10項目を3つに束ねる
構成
つながり
受電方式と引込の形
機器の記号と名称、系統の分岐
負荷の名称は供給先が分かる書き方
定数
数値
電圧・電流・遮断容量・kVA
変成器の比はCTとVTを併記
保護継電器は器具番号で示す
約束
読む手がかり
接地はA種・B種などの種別と箇所
凡例はこの図面で使う記号の一覧
表題欄に物件名・図面名・日付・版数
この10項目がそろっていれば、読み手が判断できる図面になる。凡例と表題欄は最後に付けるものではなく、最初に決めておく。
05
まとめ|設計図書
描き分け・版・読む順
1
4種類は同じ設備を描いている
どうつながっているか、電線は何本か、事故のときどう動くか、どこに置くか。知りたいことが違えば開く図面も違う
質問が違う
2
単線結線図が設備の顔になる
受電から末端まで電気の流れを目で追える唯一の図面で、協議・申請・見積の基準になる。相の情報を捨てているから読みやすい
1枚に収まる
3
触る判断はかならず竣工図で
同じ名前の図面が何枚もあるのは版が違うから。古い版で停電作業の手順を立てると、現場で構成が違うことがある
版を確かめる
図面を開いたら、まず表題欄を見る癖をつける。図面名・日付・版数・改訂履歴・作図者と承認で分かることは多い。