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TECHNICAL GUIDE
高さ31m超は全部対象
物品は8つの限定列挙
防炎製品は条文にない
縫えば作製品の表示
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防災・消防 / TECHNICAL GUIDE
31mを超えれば全部
用途は問われない
防炎規制は消防用設備等とは別の系統で、既存不適格という考え方が入らない。
高さを先に確かめてから、用途を見る
31
mを超える
8
つの物品
9
つの用途
出典:HARITAの設計室「建築消防|防炎規制|対象になる建物と8つの物品」
SECTION
01
この章で答えること
事務所ビルは対象外か
対象になる建物と、対象になる物品を分けて読む
このセクションで扱うこと
01
法が名指しするものと令のリスト
02
防炎対象物品は8つだけ
03
防炎物品と防炎製品は別のもの
02
高さが先、用途が後
対象の決まり方
法が直接名指しするもの
高層建築物(高さ31mを超える建築物)と地下街
用途を問わず建物の全部が対象になる
令が定める用途のリスト
劇場・百貨店・旅館・病院などの9つの用途
共同住宅・事務所・工場はリストにない
リストにない用途でも、31mを超えれば高層建築物として全部が対象になる。
複合用途は部分ごとに
該当する用途部分を一の防炎防火対象物とみなす
飲食店区画は対象、事務所区画は対象外もある
工事中の工作物
規則が挙げる5つのものに限られる
工事用シートを防炎にするのはこの規定
既存不適格や遡及適用という考え方が入らず、既存の建物にもそのまま適用される。
31mは非常用進入口・非常用エレベーター・連結送水管の加圧送水装置とも関係する高さ。階数と高さは最初に押さえておく。
03
取り違えやすいところ
高さ・物品・表示
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
事務所は対象外
31m
超なら全部が対象
用途
は問われない
寝具も防炎
8つ
の限定列挙のみ
寝具
は入っていない
防炎製品でよい
義務
は防炎物品の側
製品
は条文にない語
生地に表示あり
縫製
すると別の表示
作製品
の表示が要る
複合用途は、部分ごとに一の防炎防火対象物とみなされる
この4つ、すぐ答えられますか
高さ31mちょうどの扱い
超えるかどうかで決まる。ちょうど31mは高層建築物にあたらない
ホテル客室の寝具
防炎対象物品ではない。8つの限定列挙に寝具は含まれていない
防炎表示を付けられる人
消防庁長官の登録を受けた者だけ。試験に合格すれば付けられるのではない
罰金がかかる違反
紛らわしい表示の禁止に違反したとき。使用義務そのものに直接の罰則はない
性能の確認は、登録確認機関の確認と自己確認の2通り。登録確認機関の確認は必須ではない。
04
防炎対象物品は8つ
布・敷物・合板
布と幕
4品目
カーテンと布製のブラインド
暗幕
どん帳その他舞台で使用する幕
敷物
1品目
じゆうたん等(規則で7類型に分かれる)
残炎時間と炭化長だけで判定する
布類とは試験の指標そのものが違う
合板等
3品目
展示用の合板
舞台の大道具用合板
工事用シートは温水に浸す前処理あり
衣類・テーブルクロス・いす張り生地・壁装材は条文に書かれていない。「その他これらに類するもの」という受け皿もない。
05
まとめ|防炎規制
建物・物品・表示
1
高さを先に、用途を後に見る
高層建築物と地下街は法が直接名指しし、それ以外は令の用途リストで決まる。共同住宅も事務所も、31mを超えれば全部が対象
31m超
2
対象物品は8つの限定列挙
カーテン、布製のブラインド、暗幕、じゆうたん等、展示用の合板、舞台の幕、大道具用合板、工事用シート。それ以外は対象外
寝具は外
3
防炎製品は消防法の用語ではない
義務がかかるのは防炎物品のほう。仕様書では、義務なら防炎物品、推奨なら防炎製品と書き分けておくと後で揉めない
書き分ける
既製品を買えば表示は付いてくるが、生地から現場で縫製した場合は防炎作製品の表示が別に要る。検査での指摘が多い。