203 TECHNICAL GUIDE絶縁は数値で確かめる有無では足りない 技術図書館へ
203
TECHNICAL GUIDE
原則は大地から絶縁
例外は接地側端子など
区分は使用電圧と対地
測定は絶縁抵抗計で
203
接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
絶縁は数値で確かめる
有無では足りない
絶縁してあるかではなく、どれくらい絶縁できているか。
区分を確かめてから、測定値と見比べる
3
つの区分
150
Vが境目
0.4
MΩは300V超
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【008】|電路の絶縁」
SECTION
01
この章で答えること
絶縁電線なら確認は不要か
施してあるだけでは、規程の求めを満たさない
このセクションで扱うこと
01
原則は大地から絶縁する
02
絶縁を省く例外がある
03
基準は3つの区分で決まる
02
区分を先に確かめる
使用電圧と対地電圧
0.1MΩ以上
使用電圧300V以下で
対地電圧が150V以下のとき
0.2MΩ以上
使用電圧300V以下で
対地電圧が150Vを超えるとき
0.4MΩ以上
使用電圧が300Vを超えるとき
電圧が高いほど高い値が要る
電圧が高い回路ほど基準も高い。まず区分を決めてから、測定値と見比べる。
原則|大地から絶縁する
電気回路と大地や他の電路との間を隔てる
感電・漏電火災・設備トラブルを防ぐ
例外|絶縁を省く取り扱い
接地されていて感電の危険がない部分
電気溶接機の二次側、高圧機器の接地側端子
例外はいずれも、絶縁しないほうが安全になる構造のときに限られる。
測定は絶縁抵抗計(メガー)で行う。値が大きいほど電気が漏れにくい良好な状態にあると判断できる。
03
取り違えやすいところ
確認・例外・区分
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
絶縁電線なら
数値
で確かめて残す
施工
だけでは足りない
例外はない
接地
側の端子などは別
溶接機
の二次側も例外
基準は一つ
3つ
の区分に分かれる
対地
150Vが境目
下回っても可
劣化
と漏電を疑う
点検
してから送電する
区分を確かめてから、測定値と見比べる順番を崩さない
この4つ、すぐ答えられますか
絶縁とは何をすることか
電気回路と大地や他の電路との間を隔てて、電気を漏らさないようにすること
300Vを超える回路
0.4MΩ以上。使用電圧が高いほど求められる値も高くなる
使用電圧200Vの回路
対地電圧が150Vを超えるなら0.2MΩ以上、以下なら0.1MΩ以上
何で測るか
絶縁抵抗計(メガー)。電路と大地の間などの抵抗を測る
測定値が基準を下回ったときは、劣化や漏電を疑って点検する。合格してから送電するという順番は崩さない。
04
押さえる3つの動き
原則・例外・測定
原則
大地から
電気回路は大地から絶縁して設置する
他の電路との間も隔てておく
すべての電気設備に共通する基本ルール
例外
安全なら
接地されて感電の危険がない部分
電気溶接機の二次側
高圧機器の接地側端子など
測定
メガー
使用電圧と対地電圧の区分を先に確認
絶縁抵抗計で電路と大地の間を測る
基準以上なら絶縁が保たれていると判断
例外は「絶縁しなくてよい」ではなく、「絶縁しないほうが安全になる構造のときに省く取り扱いがある」という意味。
05
まとめ|電路の絶縁
原則・区分・確認
1
原則は大地から絶縁すること
電気回路と大地や他の電路との間を隔てて、電気を漏らさないようにする。感電・漏電火災・設備トラブルを防ぐための土台になる
基本ルール
2
基準は3つの区分で決まる
300V以下で対地150V以下なら0.1MΩ以上、300V以下で対地150V超なら0.2MΩ以上、300V超なら0.4MΩ以上
境目は150V
3
してあるかではなく、どれだけか
絶縁電線を使っていても、絶縁抵抗を測って基準を満たすか数値で検証するのが規程の考え方。下回れば劣化と漏電を疑う
数値で見る
設計でも点検でも、順番は同じ。使用電圧と対地電圧の区分を確かめ、そのうえで測定値と見比べる。
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