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TECHNICAL GUIDE
内線規程 1355-1
〔注1〕で省略できる
分岐供給なら主幹を設ける
停電範囲で判断する
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
動力盤主幹の要否
設置基準と判断のしかた
分電盤の主開閉器は、引込口装置になるものを除き
「特に必要がある場合」以外は取り付けなくてもよい
1355
-1(内線規程)
1:1
単独なら省略可
分岐
なら主幹を設ける
出典:HARITAの設計室「動力盤主幹の設置基準と有無の判断方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
「外していい」で本当に大丈夫?
図面上であったりなかったりする動力盤の主幹。根拠を持って判断する
このセクションで扱うこと
01
内線規程の設置基準
02
必要になるのはどんな場合か
01
設置基準|内線規程 1355-1 低圧開閉器を必要とする箇所
低圧開閉器は、低圧電路中、次の各号に掲げる箇所に施設すること
原則
1355-1 の各号に該当すれば設ける
▶
〔注1〕
分電盤の主開閉器は例外扱い
▶
結論
必要がある場合以外は不要
開閉器を必要とする箇所
負荷電流を通じたり、止めたりする必要のある箇所
引込口・その他故障、点検、測定、修理などに際して電路を閉鎖する必要がある箇所
ヒューズの電源側(この場合の開閉器は、ヒューズに近接して設置すること)
〔注1〕の読みどころ
分電盤の主開閉器(引込口装置になるものを除く。)は、特に必要がある場合以外は、取り付けなくてもよい
引込口装置になるものは対象外。ここは必ず必要
「特に必要がある場合」に当たるかどうかで要否が決まる
分岐回路用過電流遮断器以降のヒューズが、プラグヒューズのように取替えの際に充電部へ触れるおそれがないものであるときは、この開閉器を省略できる。
02
判断の分かれ目|単独供給か、分岐供給か
動力盤を更新するとき、供給元を切ると何が止まるかで決まる
キュービクル
配電盤内ブレーカー
動力盤 A
更新する盤
例1|幹線が1対1
供給元を切っても、改修する盤以外に影響しない → 主幹は省略できる
キュービクル
配電盤内ブレーカー
動力盤 B(更新)
主幹なし
動力盤 C・D
同系統の他の盤
例2|幹線分岐がある
主幹がないと、供給元を切るしかなく、分岐した他の盤まで停電の対象になる
= ここが「特に必要がある場合」。動力盤 B に主幹を設ける
単独供給
分岐供給
他の盤
テナントなど、他の負荷を一緒に止められない建物では特に効いてくる。幹線分岐で接続されている動力盤は、他の盤の改修時に負荷が止まっても問題ないかを確認する。
03
主幹の有無|判断の早見
配電方式と工事内容から、停電範囲を考えて決める
配電方式
供給元を切ると
主幹の要否
例1|幹線ケーブルが1対1
更新する盤だけ停電
他の負荷に影響なし
省略できる
メンテ上も問題なし
例2|幹線が分岐して複数盤へ
分岐先の盤も停電
同系統の負荷が止まる
主幹を設ける
特に必要がある場合
引込口装置になるもの
―
―
〔注1〕の対象外
省略できない
〔注1〕分電盤の主開閉器(引込口装置になるものを除く。)は、特に必要がある場合以外は、取り付けなくてもよい
判断で押さえること
まず図面で確認
単独供給か分岐供給かを図面で確認する
停電範囲で考える
分岐供給なら、改修時の停電範囲を考えて主幹を設ける
根拠で決める
「なんとなく省略」は避け、内線規程1355-1の該当有無で判断する
停電範囲をどこまで絞れるか、という視点で見ると判断がぶれない。
04
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
「必ず要る」「なんとなく要らない」のどちらも根拠がない
取り違えやすいところ
動力盤には必ず主幹が必要
主幹の要否は盤の大きさで決まる
なんとなく省略してよい
ヒューズの電源側なら開閉器の位置は問わない
正しくは
特に必要がある場合以外は取り付けなくてもよい
幹線分岐を行っているかどうかで判断する
内線規程1355-1の該当有無で判断する
ヒューズに近接して設置する必要がある
「特に必要がある場合」とは、幹線分岐を行い他の動力盤へ供給している場合。ここを押さえると図面の見え方が変わる。
05
まとめ|主幹の決め方
原則 → 例外 → 停電範囲 の順に確認する
1
原則は「省略できる」
分電盤の主開閉器は、引込口装置になるものを除き、特に必要がある場合以外は取り付けなくてもよい
〔注1〕
2
分岐供給なら主幹を設ける
幹線分岐で他の動力盤へ供給している場合、主幹がないと供給元を切るしかなく、他の盤まで停電する
特に必要がある場合
3
根拠は内線規程 1355-1
負荷電流の開閉/点検・修理時の閉鎖/ヒューズの電源側。該当有無で判断し、「なんとなく」で決めない
低圧開閉器を必要とする箇所
供給元と動力盤が1対1なら省略できる場合が多い。まずは単独供給か分岐供給かを図面で確認するところから。
出典:内線規程 1355-1 ほか(適用は最新版で確認)