211
TECHNICAL GUIDE
白は照明へ直行する
黒はスイッチへ通す
帰り線は対応する器具へ
切るのは非接地側だけ
211
配線・配管 / TECHNICAL GUIDE
複線化は3つのルール
順になぞるだけ
電源を接地側と非接地側の2つに分けて描く。
あとは白・黒・帰り線の順に通すだけで形になる
3
つのルール
4
ステップ
1
本だけ切る
出典:HARITAの設計室「配線結線方式の手順①|片切スイッチで照明1灯を点滅させる基本回路」
SECTION
01
この章で答えること
単線図の1本をどう割るか
電源を白と黒に分けたところから始める
このセクションで扱うこと
01
複線化の3つのルール
02
4ステップで描く順番
03
切っているのはどちらの線か
02
白・黒・帰り線の順
3つのルール
白は照明へ直行
接地側は電源から照明へ
スイッチを経由させない
黒はスイッチへ
非接地側は電源からスイッチへ
照明側へ直接つながない
帰り線を通す
スイッチのもう一方の端子から
対応する傍記の照明へつなぐ
迷ったら、まず電源を接地側と非接地側の2つの端子に分けて描く。
スイッチを入れたとき
黒からスイッチ、帰り線、照明、白と一巡する
輪がつながって照明が点灯する
スイッチを切ったとき
電圧が残るのはスイッチの手前まで
帰り線から先の器具側は電圧ゼロになる
これが、片切スイッチでは必ず非接地側を切るという理由になっている。
ここで身につけた3つのルールと4ステップは、連用スイッチ・3路・4路・パイロットランプでもそのまま使える。
03
取り違えやすいところ
経路・開閉・色
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
白もスイッチ
接地
側は照明へ直行
経由
させてはいけない
両方を切る
片切
は非接地側だけ
両切
は両方を開閉する
帰り線は別色
区間
で色が変わる
2心
の白と黒で通す
切っても危険
器具
側は電圧ゼロ
手前
の黒には残る
受金のねじ部(Wマーク)には、かならず白を結線する
この4つ、すぐ答えられますか
片切が開閉している線
非接地側の黒。接地側の白は照明へ直行し、スイッチを通らない
描く順番
器具を配置、白を照明へ、黒をスイッチへ、スイッチから帰り線
切ったときに安全な理由
帰り線から先の器具側が電圧ゼロになるため、ランプ交換で触れても安全
両切スイッチとの違い
両切は接地側と非接地側の両方を開閉する。200V回路など両線を切りたいとき
実際の2心ケーブルの施工では、帰り線の色が区間で変わる。スイッチ側では白、照明側では黒という形になる。
04
4ステップで描く
配置・白黒・帰り線
配置
まず置く
器具を置くだけで、線はまだ描かない
電源は白と黒の2端子に分けておく
ここで迷いを消しておくと後が早い
白と黒
順に通す
白は電源から照明へ直行させる
黒は電源からスイッチへ通す
どちらも逆の相手へつながない
帰り線
最後に
スイッチのもう一方の端子から出す
対応する傍記の照明へつなぐ
ここがつながると輪が完成する
通電前には導通と極性の確認まで行う。結線作業は、描けたところで終わりではない。
05
まとめ|複線図の基本
ルール・順番・安全
1
複線化は3つのルールで足りる
白は電源から照明へ直行、黒は電源からスイッチへ、スイッチから対応する照明へ帰り線。この順になぞれば形になる
順になぞる
2
片切が切るのは非接地側だけ
接点が開くと輪が切れて電気は流れない。電圧が残るのはスイッチの手前までで、帰り線から先の器具側は電圧ゼロになる
黒を切る
3
この型はどの方式にも効く
連用スイッチ、3路、4路、パイロットランプまで、複線化の考え方は同じ。まず基本形を何も見ずに描けるようにしておく
土台になる
実際の2心ケーブルでは帰り線の色が区間で変わる。図面上の色と、現場で使う色は分けて考える。