215 TECHNICAL GUIDE席の数では足りない距離で場所が決まる 技術図書館へ
215
TECHNICAL GUIDE
配線は3つの階層
水平配線は90m程度
席ではなくエリアに配る
PoEでもHUB側は要る
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照明・コンセント / TECHNICAL GUIDE
席の数では足りない
距離で場所が決まる
LANの設計でいちばん効いてくるのは距離。そこからIDFの位置が決まる。
幹線で電圧降下がこう長で決まるのと、同じ構図
3
つの階層
90
mが目安
100
mに収める
出典:HARITAの設計室「弱電設備の設計マニュアル③|LAN・電話 ― 情報コンセントとMDF/IDF」
SECTION
01
この章で答えること
情報コンセントは席の数か
距離と、レイアウト変更の2つでつまずく
このセクションで扱うこと
01
配線は3つの階層でできている
02
距離がIDFの位置を決める
03
PoEで電源はどこへ移るか
02
距離で位置が決まる
3階層と実長
幹線系
MDFとIDFを結ぶ
光ファイバが主役で建物の背骨
水平系
IDFから情報コンセントまで
距離に制限がある
機器系
情報コンセントから端末まで
パッチコードでつなぐ
電気設備の設計者が主に決めるのは、真ん中の水平系になる。
届く範囲の円を描く
IDFを中心に、その中へ情報コンセントを収める
収まらなければIDFを増やす
距離は実長で見る
天井裏を這い、立ち上がり、梁を避け、余長を取る
図面の上で70mでも実長は90mを超えうる
IDFを増やすなら、その盤室に電源と作業スペースが要る。話はそこへつながる。
具体の値は規格とカテゴリで変わるので、案件ごとに確認する。ここで挙げているのは、計画を進めるときの目安になる。
03
取り違えやすいところ
配置・距離・電源
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
席の数で置く
エリア
に配って余らせる
配置
は必ず変わる
図面の距離で
実長
で見て判断する
余長
も足して考える
足りたら伸ばす
IDF
を増やすのが基本
盤室
の電源と広さも要る
電源が要らない
機器
側は要らなくなる
HUB
側には電源が要る
水平配線は90m程度、機器から機器まで100m程度に収める
この4つ、すぐ答えられますか
水平配線の長さの目安
90m程度。両端のパッチコードを足して、機器から機器まで100m程度に収める
届かないとき増やすもの
ケーブルを伸ばすのではなくIDFを増やす。これがLAN設計の基本動作
PoEにしたときの電源
機器側は不要になるが、給電するHUB側にそのぶんの電源が要る
忘れられやすい配線先
天井の無線AP、複合機、入退室の制御盤、サイネージ、受付端末
給電できる電力には上限がある。機器の消費電力を確認したうえでHUBを選ぶ。担当が他社でも配線は電気側に残る。
04
どこに配るか
執務・会議・機器
執務
島ごとに
席数ではなく島の数で考える
OAフロアから立ち上げる
ゾーン単位で余裕を持って置く
会議
壁と机
壁とテーブルの両方に置く
有線が要る場面はまだ多い
天井の無線APは電源とセットで
機器
落とさない
複合機と入退室の制御盤
サイネージと受付端末
担当が他社でも配線は要る
竣工時の席割りに合わせて配線すると、最初の席替えで足りなくなる。だから席ではなくエリアに配る。
05
まとめ|LANと電話
階層・距離・電源
1
設計者が決めるのは水平系
幹線系はMDFとIDFを結び、水平系はIDFから情報コンセントまで、機器系は端末まで。真ん中の水平系が設計の主戦場になる
3つの階層
2
距離がIDFの位置を決める
水平配線は90m程度が目安。届く範囲の円にすべての情報コンセントが収まらなければ、ケーブルを伸ばさずIDFを増やす
実長で見る
3
PoEでも電源は消えない
天井の無線APや防犯カメラは機器側のコンセントが不要になるが、給電するHUB側に電源が要る。給電できる電力にも上限がある
HUB側へ移る
レイアウトは必ず変わる。席に付けるのではなくエリアに配る、という置き方が後から効いてくる。
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