23 TECHNICAL GUIDEハンドホール設置場所とサイズの決め方 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
引込み部・曲がり部・50m以下ごと
内側から配管まで約100mm
配管どうしは約2D
W=900〜1200で段を増やす
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
ハンドホール
設置場所とサイズの決め方
法的な設置義務はない。施工性とメンテナンス性で置き場所を決め、
内側100mm・配管間2D の離隔を積み上げて寸法を出す
50
m以下に1基
100
mm(内側離隔)
2D
配管どうし
出典:HARITAの設計室「ハンドホールの設置基準とサイズの選定方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
どこに置いて、いくつにする?
設置に法的な義務はない。施工性・メンテナンス性から判断して設ける
このセクションで扱うこと
01
置き場所の3つの目安
02
寸法の積み上げ方
01
設置する3か所
配管の長距離区間・曲がり角・分岐点に設けておくと、施工もメンテもラクになる
①
建物の引込み部分
地中埋設ルートのスタート地点
電柱などの引込点と、建物の取り込み付近
通線と点検のために設ける
②
地中管路の曲がり部分
ケーブルの許容曲げ半径(6R・8R)を守る必要がある
摩擦・張力が大きくなり通線が困難になる
一度引き出して送り直せるようにする
③
約50m以下ごとに1基
掘削距離が約50mを超えないように設ける
引張張力が大きくなり通線が困難になるため
50mは目安。太さ・条数・曲がりの多さで前後する
「6R」「8R」は、ケーブルの許容曲げ半径が外径の6倍・8倍以上必要という意味。急な曲げ角では、通線と被覆保護のため一度引き出すのが基本。
02
サイズの積み上げ方|内側100mm と 配管間2D
配管(FEP管)の外径をDとして、離隔を足し合わせて必要寸法を出す
ハンドホール(内寸)
D
D
約100mm
約2D
約100mm
FEP管の外径が D
STEP1
内側から配管まで100mm
STEP2
配管どうしの間は2D
本数が多いときは
W=900〜1200 に収まるよう
段を増やして配置する
配管(D)
内側の離隔
配管間
概算はあくまで目安。実際よりやや大きめに出るため、設計段階では有効範囲で確認する
FEP管は地中埋設用のケーブル保護管(波付硬質ポリエチレン管)。柔軟性があり曲げ施工がしやすい。
03
FEP管の外径|Dに入れる値
品番ごとの外径を D として、離隔の計算に使う
品番
外径 D(約mm)
内径(約mm)
FP-50 / FP-65
65 / 85
細径
50 / 66
―
FP-80 / FP-100
102 / 130
よく使う範囲
80 / 100
―
FP-125 / FP-150
160 / 189
太径
125 / 150
―
FP-200
253
最大
200
―
出典:地中埋設管「エフレックス」(古河電気工業)ほか。実際の値は採用品のカタログで確認する
選定に必要な条件
配管まわり
配管の外形/配管の本数/配管の離隔
ハンドホール
有効寸法(開口してよい範囲)を仕様書で確認する
配線条件
配線の種類(強電・弱電)/配線ルート(直線・90°曲がり)
強電と弱電の分離が必要な場合もある。90°曲がりの区間は曲げ半径を見込んで大きめに選ぶ。
04
有効範囲での確認手順
どこでも開口してよいわけではない。メーカー仕様書の有効範囲で確かめる
1
STEP 1
有効範囲を確認
メーカーの仕様書から
開口してよい範囲を読む
▶
2
STEP 2
外枠から5mm
有効範囲ののり面から
内側に5mm離隔を確保(メーカー推奨)
▶
3
STEP 3
配管を配置
貫通する配管の外形+10〜15mm
の離隔を確保して配置する
▶
4
STEP 4
余裕を見る
将来の配線追加や施工時のズレも
見込んで収まりを確認する
概算で出す方法もあるが、実際よりやや大きめに出る。設計段階では実寸・有効範囲をもとに確実にチェックする。
05
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
「入ればいい」「直線なら自由」で決めると、通線でつまずく
取り違えやすいところ
ハンドホールの設置は法令で義務づけられている
配管が入る寸法であれば足りる
直線区間なら間隔は自由
曲がり部は配管だけで対応できる
正しくは
明確な設置義務を定めた法令はなく、設計判断として設ける
内側から約100mm、配管どうしは約2Dの離隔を確保する
掘削距離が約50mを超えないよう、50m以下ごとに1基が目安
摩擦・張力が大きくなるため、ハンドホールで一度引き出す
離隔はメーカー推奨を含む目安。曲がりルートでは曲げ半径も見込んで大きめに選ぶ。
06
まとめ|置き場所 → 寸法 の順に決める
どこに置くかを決めてから、離隔を積み上げて必要寸法を求める
1
基本は3か所に置く
建物の引込み部分/地中管路の曲がり部分/掘削距離約50m以下ごとに1基。通線と点検のため
引込み・曲がり・50m
2
離隔を積み上げて寸法を出す
ハンドホール内側から配管まで約100mm、配管どうしは約2D(D=配管外径)。本数が多い場合は段を増やす
100mm + 2D
3
最後は有効範囲で確認する
概算は目安。メーカー仕様書の有効範囲に、外枠から5mm・配管外形+10〜15mmの離隔で配置して確かめる
実寸で確かめる
同じ計算は、セコサポのハンドホールサイズ計算ツール(FEP配管の占有面積から選定/登録不要)でも試せる。
出典:各メーカーカタログ ほか(適用は最新版で確認)
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