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TECHNICAL GUIDE
守るのは機器でなく電線
定格・遮断容量・協調
幹線は3条件を全部満たす
どこの何かを書く
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受変電 / TECHNICAL GUIDE
配るだけに見えて
図面の質が一番出る
太い1本を細い何本かに分けていく区間。遮断器と電線と行き先を
セットで書き、名前を付けたところで図面の寿命が決まる
3
つの視点
3
つの条件
1
本にセット
出典:HARITAの設計室「高圧受変電設備の設計マニュアル⑩|低圧配電部 ― 幹線・MCCB・負荷名称の書き方」
SECTION
01
この章で答えること
軽く見られやすい区間
配るだけに見えて、図面の質が露骨に出る場所
このセクションで扱うこと
01
遮断器を選ぶ3つの視点
02
幹線サイズの3条件
03
負荷名称の書き方
02
配る区間の組み立て
主幹から負荷まで
変圧器の二次から先
作った低圧を必要な場所へ
必要な量だけ安全に配る区間
主幹と分岐のツリー
主幹を切ればそのバンク全体が止まる
分岐が停電させる範囲の単位になる
盤の名前まで描く
受変電の単線結線図は盤名までを描き
その先は盤の中でさらに分岐する
幹線1本ごとに遮断器の定格、電線の種類とサイズ、行き先の盤名をセットで書く。
守っているのは電線
過電流遮断器の第一の目的は
電線が過熱して火災になるのを防ぐこと
余裕を見た大きめは危険
大きすぎれば電線のほうが先に焼ける
遮断器と電線はセットで決める
どれか1つでも欠けると、現場では発注も施工もできない図面になってしまう。
漏電を検出する遮断器も入る。人体保護を目的とする場所では高感度で高速のものを選ぶ考え方になる。
03
取り違えやすいところ
定格・容量・協調
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
守るのは機器
電線
を守るためにある
過熱
による火災を防ぐ
大きめなら安心
電線
が先に焼ける
許容
電流以下に収める
容量は足りれば
短絡
電流より大きく
不足
なら自身が壊れる
許容電流だけ
3つ
を全部満たして
降下
と熱的強度も見る
負荷電流、定格、電線の許容電流の順に並べば選定は成立する
この4つ、すぐ答えられますか
遮断器を選ぶ3つの視点
定格電流、遮断容量、上位との保護協調。1つでも外すと設計として成立しない
遮断容量が足りないと
短絡を切ろうとして遮断器自身が壊れる。上位で切るしかなくなる
幹線サイズの3条件
許容電流、電圧降下、熱的強度。3つとも満たして初めてサイズが決まる
負荷名称に書くこと
どこの何かを書く。照明ではなく、階と室名と用途まで入れる
長い幹線では、許容電流は足りているのに電圧降下のために太くする、ということが起きてくる。
04
名前の付け方3つ
具体・一致・区別
具体
どこの
照明とだけ書かない
階と室名と用途まで入れる
竣工後に回路を追えるかで決まる
一致
盤名
図面の盤名と一致させる
電灯と動力で記号を分ける
予備は予備と明示しておく
区別
非常
非常とわかる名前にする
一般負荷と別系統だと見せる
空き回路の数まで示しておく
名前が曖昧な図面は、竣工後に誰も回路を追えなくなる。図面の寿命はこの一手間で決まってくる。
05
まとめ|低圧配電部
遮断器・幹線・名称
1
遮断器は電線を守っている
定格電流は負荷電流以上かつ電線の許容電流以下、遮断容量はその点の短絡電流以上、そして上位より先に動作すること
3つの視点
2
幹線は3条件を全部満たす
許容電流、電圧降下、熱的強度の3つ。長い幹線では許容電流が足りていても電圧降下のために太くすることになる
同時に
3
名前を付ける仕事でもある
どこの何かを書き、盤名と一致させ、非常系は別系統だと図面上で見せる。ここが曖昧だと竣工後に回路を追えなくなる
図面の寿命
幹線1本ごとに、遮断器の定格と電線の種類とサイズと行き先の盤名をセットで書く。欠けると発注も施工もできない。