232 TECHNICAL GUIDE電流だけでは決まらない何秒耐えるかで決まる 技術図書館へ
232
TECHNICAL GUIDE
通電時間は0.2秒
短絡容量は電力会社に確認
許容短絡電流を求める
短時間許容電流で判定
232
引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
電流だけでは決まらない
何秒耐えるかで決まる
短絡電流が流れている時間が長いほど、ケーブルは発熱する。
変電所の継電器が動くまでの0.2秒に耐えられるかを見る
0.2
秒で動く
134
で割る式
3
つの手順
出典:HARITAの設計室「引込設備の設計|過電流継電器による高圧ケーブルサイズの選定方法」
SECTION
01
この章で答えること
太さは何で決まるのか
熱の衝撃に、何秒間耐えられるかを見る
このセクションで扱うこと
01
継電器の動作時間
02
許容短絡電流の求め方
03
判定はどちらが大きいか
02
時間が太さに効いてくる
電流と時間
通電時間は0.2秒
電力会社の変電所にある継電器が
短絡事故で動作するまでの時間
長いほど太くする
流れている時間が長いほど発熱する
通電時間に比例して太さが要る
短絡容量は確認する
自分では決められない値なので
電力会社に問い合わせて確かめる
短絡電流は、短絡容量を6.6と√3の積で割って求める。ここが計算の出発点になる。
許容短絡電流を求める
断面積は短絡電流に時間の平方根を掛け
134で割った値として求める
判定は大小を比べる
ケーブルの短時間許容電流が
短絡電流を上回っていればよい
瞬間的な大電流という熱の衝撃に、何秒間耐えられるかを見る耐久試験にあたる。
6kVのCV-Tでは、38スケアの短時間許容電流が11.3キロアンペア、60スケアが16.3キロアンペアという値になる。
03
取り違えやすいところ
時間・容量・判定
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
電流の大きさで
時間
も同じくらい重要
長い
ほど発熱していく
時間は自分で
0.2
秒として扱う
変電
所の動作時間から
短絡容量も計算
会社
に確認して得る
そこ
から電流を求める
常時の許容値で
短時間
許容電流で見る
上回
れば選定できる
計算の前にまず短絡容量の確認。ここが揃わないと先へ進めない
この4つ、すぐ答えられますか
通電時間は何秒か
0.2秒。電力会社の変電所にある過電流継電器が動作するまでの時間を用いる
許容短絡電流の求め方
導体の公称断面積は、受電点の短絡電流に通電時間の平方根を掛け、134で割って求める
短絡電流の求め方
短絡容量を6.6と√3の積で割る。短絡容量は電力会社に確認して得る値になる
判定のしかた
ケーブルの短時間許容電流が短絡電流を上回っていれば、そのサイズを選定できる
常時流せる許容電流とは別の指標になる。短い時間だけ流れる大電流に耐えられるかを見ている。
04
選定の3手順
確認・計算・判定
確認
容量
短絡容量を電力会社に確認する
自分では決められない値になる
ここが揃わないと先へ進めない
計算
0.2秒
短絡容量から短絡電流を求める
通電時間は0.2秒として扱う
許容短絡電流を式に当てはめる
判定
大小
短時間許容電流と比べる
上回ればそのサイズで選定できる
足りなければ1段太くする
短絡容量の確認が最初の一手。そこから短絡電流を計算すれば、あとは式に当てはめるだけになる。
05
まとめ|高圧ケーブル
時間・式・判定
1
大きさと時間の両方で決まる
短絡電流が流れている時間が長いほどケーブルは発熱する。電流の大きさだけでなく、耐える時間の長さも一緒に考える
熱の衝撃
2
通電時間は0.2秒として扱う
電力会社の変電所に設置された過電流継電器が短絡事故で動作するまでの時間。この0.2秒に耐えられるかを判定する
変電所
3
短時間許容電流で判定する
ケーブルの短時間許容電流が短絡電流を上回っていればそのサイズを選定できる。短絡容量は電力会社への確認が必須になる
上回れば可
許容短絡電流の式は、短絡電流に通電時間の平方根を掛けて134で割る形。時間が延びれば必要な断面積も増えていく。
1 / 1

HARITAの設計室|技術図書館へ 矢印キー・スワイプでページを送れます