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TECHNICAL GUIDE
電技解釈 第29条
対地電圧150V以下+乾燥した場所
漏電遮断器 15mA・0.1秒以内
二重絶縁構造の機器
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
接地工事の省略
D種を免除できる4条件
省略できるのはD種のみ。水気・湿気のある場所では省略できない。
迷ったら接地する、が安全側の判断
D
種のみ省略可
150
V以下+乾燥
15
mA・0.1秒
出典:HARITAの設計室「接地線の免除方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
図面に接地がないのは省略?
条件を満たせば省略できるが、満たさない場合は原則どおり施工する
このセクションで扱うこと
01
省略できる4条件
02
種別ごとの可否
01
省略できる4つの条件
いずれかに当てはまればD種接地工事を省略できる(電技解釈 第29条)
①
150V以下+乾燥
対地電圧150V以下の機器を
乾燥した場所に設置したとき
「乾燥した場所」であることが条件
②
絶縁物の上
低圧用器械器具を
乾燥した木製の床や絶縁性の物の上で
取り扱うように施設したとき
③④
漏電遮断器/二重絶縁
③ 水気のある場所以外に施設した機器に、
漏電遮断器(15mA以下・0.1秒以内)を施設したとき
④ 電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の機器
感度電流15mA以下・動作時間0.1秒以内は、一般的な住宅・低圧設備用の漏電遮断器(ELB)でほぼ標準的に満たしている。特注品を探す必要はない。
02
判断の順序|まず種別、次に場所
省略できるのはD種のみ。水気・湿気があれば、その時点で省略できない
接地工事の種別は?
A・B・C・D
A・B・C種
省略不可
D種(300V以下)
省略できる可能性あり
水気・湿気がある
→ 150V以下でも省略できない
水気なし+4条件のいずれか
→ 省略できる
迷ったときは接地を施工する
安全側の判断が確実
省略可
省略不可
判定
省略はあくまで例外。条件を1つでも満たさない場合や、水気・湿気のある場所では必ずD種接地を施工する。
03
種別ごとの省略の可否
対象となる機器と、省略できるかどうか
接地工事
対象
省略
A種接地工事
避雷針・避雷器
高圧・特別高圧機器
省略不可
―
B種接地工事
変圧器
一次二次の混触事故時の危険防止
省略不可
―
C種接地工事
300Vを超える機器
―
省略不可
―
D種接地工事
300V以下の機器
―
省略可能
4条件のいずれかで
実務で省略を検討するのはD種接地工事の場合。ほかの種別は条件にかかわらず施工する
現場で確認すること
設置場所
乾燥しているかどうか。水気・湿気があれば省略できない
遮断器の仕様
漏電遮断器の感度電流と動作時間(15mA以下・0.1秒以内)
機器の表示
二重絶縁マークの表示があるか
接地端子
使用電圧が規定を超える機器は、器具自体に接地端子が付いていることがある
使用電圧100V〜242V(ボルトフリー)の照明器具は規定の電圧を超えるため、器具自体に接地端子が取り付けられている。
04
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
条件を1つだけ見て判断すると、必要な接地を落としてしまう
取り違えやすいところ
対地電圧150V以下ならいつでも省略できる
漏電遮断器を付ければ接地は不要になる
どの種別の接地工事も省略できる
二重絶縁構造でも接地が必要
正しくは
「乾燥した場所」であることが条件
水気のある場所以外で、感度電流15mA以下・動作時間0.1秒以内の場合に限る
省略できるのはD種のみ
電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の機器は接地が不要
二重絶縁マークを表示した製品は接地の必要がない。表示がない製品は、労働安全衛生規則などの規定により漏電遮断器を設置したうえで接地して使用する。
05
まとめ|省略の判断で押さえること
種別 → 場所 → 条件 の順に見る
1
省略できるのはD種のみ
A種(避雷針・避雷器・高圧機器)、B種(変圧器)、C種(300V超)はいずれも省略できない
300V以下の機器
2
水気・湿気があれば省略不可
対地電圧150V以下でも、水気・湿気のある場所では省略できない。漏電遮断器による省略も水気のない場所が前提
場所が先
3
4条件のいずれかに当てはまるか
150V以下+乾燥/絶縁物の上/漏電遮断器15mA・0.1秒以内/二重絶縁構造。どれにも当てはまらなければ施工する
電技解釈 第29条
省略すれば材料費・工賃を抑えられるが、あくまで例外扱い。迷ったときは接地を施工する安全側の判断が確実。
出典:電気設備技術基準の解釈 第29条 ほか(適用は最新版で確認)