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TECHNICAL GUIDE
付着して吸湿し導電化
絶縁低下と腐食に至る
材料・施工・保守の3つ
要否は協議で決める
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引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
海から遠くても起きる
距離だけで決めない
強い潮風や台風のあとは、内陸でも塩害の事故が起こることがある。
材料と施工と保守の3本柱で備えるという考え方になる
3
本柱で備える
2
者で協議
1
つでは足りない
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【004】|塩害を受けるおそれがある電気設備」
SECTION
01
この章で答えること
海から遠ければ安心か
距離だけで判断しない、というのがこの条文の要点
このセクションで扱うこと
01
塩分が絶縁を落とす道筋
02
材料と施工と保守
03
要否を決めるのは誰か
02
付着から事故までの道筋
しくみと3本柱
飛んできて付着する
潮風に乗った塩分が、がいしや端子
金属部分に付いていく
湿気を吸って導電化
乾いているうちは問題にならないが
吸湿すると電気を通すようになる
絶縁低下と腐食へ
漏電や地絡につながり
金属そのものも傷んでいく
強い潮風や台風のあとは、海岸線から遠い場所でも塩害の事故が起こりうる。
材料と施工で受け止める
耐食の金属やめっき、防食の塗装
屋外は耐塩工事に準じて施工する
保守で積もらせない
定期的に清掃や洗浄をして絶縁を測り
腐食や変色がないかを見ていく
隙間の防水、水抜きと換気、塩分が溜まりにくい配置、そして確実な接地。
耐塩工事を施すかどうかは、設備の施設者と電気事業者との協議で決めることが望ましいとされている。
03
取り違えやすいところ
距離・状態・範囲
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
海から遠ければ
内陸
でも起こりうる
強風
のときは届く
乾いていれば
吸湿
して導電化する
絶縁
低下や地絡へ
材料だけで完了
施工
と保守も要る
3本柱
で備えていく
設計側で決める
協議
で決めるのが基本
施設者
と電気事業者で
台風のあとなど、環境が変わったときの点検も含めて考えておく
この4つ、すぐ答えられますか
塩害が進む道筋
塩分が付着し、湿気を吸って導電化する。絶縁低下や漏電、金属の腐食につながる
対策の3本柱
材料の選定、施工の工夫、保守と点検。どれか一つでは備えにならない
施工で気をつけること
屋外は耐塩工事に準じ、隙間を防水し、水抜きと換気を確保して確実に接地する
要否を決めるのは誰か
設備の施設者と電気事業者との協議で決めることが望ましいとされている
材料には耐食の金属や溶融亜鉛めっき、防食の塗装、耐塩用のがいし、防水の構造、絶縁距離の余裕がある。
04
備える3本柱
材料・施工・保守
材料
選定
耐食の金属やめっきを選ぶ
防食の塗装と耐塩用のがいし
防水の構造と絶縁距離の余裕
施工
工夫
屋外は耐塩工事に準じて行う
隙間の防水と水抜きと換気
塩分が溜まりにくい配置にする
保守
点検
定期的に清掃や洗浄をする
絶縁抵抗を測って変化を見る
腐食や変色がないか確かめる
台風のあとなど、環境が大きく変わったときは点検の間隔を待たずに見ておくほうがよい。
05
まとめ|塩害の対策
しくみ・3本柱・要否
1
付着して吸湿し導電化する
潮風に乗った塩分ががいしや端子、金属部分に付き、湿気を吸って導電化する。絶縁低下や漏電、腐食につながっていく
しくみ
2
材料と施工と保守で備える
耐食の材料を選び、屋外は耐塩工事に準じて施工し、定期的な清掃と絶縁抵抗の測定で状態を見ていく
3本柱
3
要否は協議で決める
施設者と電気事業者との協議で決めることが望ましい。海岸からの距離だけでは判断せず、環境と気象も見て考える
距離ではない
強い潮風や台風のあとは内陸でも事故が起こる。距離が離れているからと油断しないのが規程の注意点になる。