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TECHNICAL GUIDE
触れる場所は300V以下
機構設備は条件付き
奈落の配線は4方式
外箱にD種接地
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照明・コンセント / TECHNICAL GUIDE
電圧で決まるのではない
誰が触れるかで決まる
舞台や奈落は人も道具も触れるから、原則300V以下に抑える。
取扱者以外が触れない舞台機構設備なら、条件付きで超えられる
300
Vが原則
4
つの配線方式
5
段階で確認
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【082】|興行場」
SECTION
01
この章で答えること
なぜ舞台裏は特別なのか
人や舞台道具が触れやすい場所に、設備が集まる
このセクションで扱うこと
01
使用電圧を絞る場所
02
条件付きで超えられる場合
03
奈落の配線と電球線
02
触れるかどうかで分かれる
電圧と配線
触れる場所は300V以下
舞台、奈落、オーケストラボックス、映写室
屋内配線も電球線も移動電線も含む
機構設備は条件付きで超可
これらの場所以外で、取扱者以外の人や
舞台道具が触れないように施設する場合
舞台機構設備とは、幕や床の昇降と移動のために固定設備として設けるものを指す。
奈落の配線は4方式から
金属管、合成樹脂管、ケーブル
キャブタイヤケーブルのいずれかになる
電球線は防湿のものを
防湿コードやゴムキャブタイヤコードを使い
加熱のおそれがあれば耐熱の被覆に
合成樹脂管のうち、厚さ2mm未満のものとCD管はこの4方式から除かれる。
温度が著しく上がる器具は可燃物から隔離し、金網などで接触を防ぐことが求められている。
03
取り違えやすいところ
電圧・配線・器具
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
一律で300V
機構
設備には例外がある
触れない
施設が条件
電球線も普通
防湿
のものを使う
加熱
部は耐熱の被覆へ
奈落は自由に
4つ
から選んで施設
薄い管
とCD管は除く
可燃物の近くも
隔離
して金網で防ぐ
温度
が上がる器具ほど
移動電線も、使用電圧によって使えるものの種類が変わる
この4つ、すぐ答えられますか
原則となる使用電圧
舞台や奈落など人や舞台道具が触れる可能性のある場所では300V以下に制限する
300Vを超えられる場合
舞台機構設備を、これらの場所以外で取扱者以外の人や道具が触れないように施設するとき
奈落の電球線
防湿コードやゴムキャブタイヤコードを使う。加熱のおそれがあれば耐熱の被覆が望ましい
接地が必要な部分
舞台用コンセントボックス、フライダクト、ボーダーライトの金属製外箱にD種接地を施す
舞台や奈落、オーケストラボックス、映写室の負荷の電路には、専用の開閉器と過電流遮断器を設ける。
04
確認する3段階
場所・電圧・保護
場所
区分
舞台や奈落かどうかを見る
オーケストラボックスと映写室も
取扱者以外が触れるかを考える
電圧
300V
触れる場所なら300V以下に
機構設備は条件を満たせば超可
対地電圧は300V以下に収める
保護
D種
金属製外箱にD種接地を施す
負荷ごとに専用の開閉器を設ける
過電流遮断器もあわせて置く
仕込みのたびに配線が変わる現場ほど、移動電線に使える種類を仕様書で明確にしておくとよい。
05
まとめ|興行場の電気
電圧・配線・接地
1
触れる場所は300V以下
舞台、奈落、オーケストラボックス、映写室など人や舞台道具が触れる可能性のある場所では、使用電圧を300V以下に制限する
原則
2
機構設備には例外がある
幕や床の昇降と移動のための固定設備を、これらの場所以外で取扱者以外が触れないように施設するときは300Vを超えられる
条件付き
3
配線と接地で仕上げる
奈落の配線は4つの方式から選び、電球線は防湿のものを使う。金属製外箱にD種接地と、専用の開閉器と過電流遮断器を設ける
4方式とD種
舞台まわりは可動部と照明が集中する。電圧の区分だけでなく、加熱する器具と可燃物の距離も押さえておきたい。