247
TECHNICAL GUIDE
配電盤は大元の盤
分電盤は末端の盤
5項目で安全を確かめる
感震遮断で通電火災を防ぐ
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
名前は似ているが
大元と末端で役割が違う
配電盤は受電をまとめて管理し分配する大元の盤。
分電盤は分岐回路ごとに並べて、各部屋へ配る末端の盤
2
つの役割
5
つの確認
1
つで火災を防ぐ
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【013】|配電盤及び分電盤」
SECTION
01
この章で答えること
似た名前の2つの盤
住宅でおなじみのものは、どちらにあたるのか
このセクションで扱うこと
01
受電をまとめる盤
02
各回路へ配る盤
03
分電盤で見る5項目
02
大元と末端で分かれる
役割と確認
配電盤は大元をまとめる
受電した電気を管理して分配する盤で
計器や主遮断器、監視の機器を収める
分電盤は末端へ配る
分岐回路ごとに遮断器を並べ
各部屋や各機器へ電気を配っていく
住宅でよく見かける、遮断器が並んでいるものは分電盤のほうになる。
場所と構造で守る
容易に操作できる乾燥した場所を選び、レンジなど火気の上部は避ける
環境に適した形のものなら、乾燥していない場所でもよい
接地と表示と感震遮断
金属製の外箱は、300V以下ならD種接地で確実に接地する
回路名を表示する。震度5強相当以上の揺れで自動で切る
100Vと200Vを併用する盤は、200V回路であることを見やすく表示しておく。
構造は、外箱を金属か難燃性の合成樹脂とし、点検しやすく、充電部に人が触れるおそれのない形にしておく。
03
取り違えやすいところ
役割・場所・表示
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
2つは同じもの
役割
が分かれている
大元
と末端で違う
住宅のは配電盤
分電盤
のほうになる
遮断器
が並んでいる盤
場所はどこでも
乾燥
した場所に設ける
環境
に合う形なら例外
表示は不要
回路名
を表示しておく
200V
回路は、その旨を表示
露出した充電部がある盤は、電気取扱者以外が容易に出入りできない所に置く
この4つ、すぐ答えられますか
配電盤の役割
受電した電気をまとめて管理し分配する大元の盤。計器や主遮断器、監視の機器を収める
分電盤の役割
分岐回路ごとに遮断器を並べ、各部屋や各機器へ電気を配る末端の盤になる
安全を確かめる5項目
設置場所、構造、接地、表示、感震遮断。この5つをまとめて確認していく
感震遮断の役割
震度5強相当以上の揺れを感知して自動で切る。避難中や復旧時の通電火災を防ぐのに役立つ
住宅の電気安全の要になるのは分電盤のほう。5つの項目をまとめて確認しておく。
04
分電盤で見る3つ
場所・構造・機能
場所
操作
容易に操作できる場所に
乾燥した場所を選ぶ(レンジの上は避ける)
環境に合う形のものを使う
構造
難燃
金属か難燃性の合成樹脂を使う
充電部に触れるおそれのない形に
金属製の外箱はD種で確実に接地する
機能
感震
震度5強相当以上の揺れで自動で切る
避難中や復旧時の火災を防ぐ
回路名を記入できる表示箇所を設ける
露出した充電部のある盤は、電気取扱者以外が容易に出入りできない場所に設置する。100Vと200Vを併用する盤は、200V回路を表示する。
05
まとめ|配電盤と分電盤
役割・確認・機能
1
大元と末端で役割が違う
配電盤は受電した電気をまとめて管理し分配する大元の盤。分電盤は分岐回路ごとに各部屋や各機器へ配る末端の盤になる
2つの盤
2
分電盤は5項目で確認する
設置場所、構造、接地、表示、感震遮断。乾燥した場所に設け、金属か難燃性の合成樹脂の外箱で、充電部に触れない形にしておく
まとめて
3
感震遮断で通電火災を防ぐ
震度5強相当以上の揺れを感知して電気を自動で遮断し、避難中や停電復旧時の火災を防ぐのに役立つ
自動で切る
住宅でよく見かける、遮断器が並んでいるものは分電盤。住宅の電気安全の要になる盤でもある。