250 TECHNICAL GUIDE電気で腐食を止めるが周りの金属にも回る 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
電源は低圧300V以下
防食回路はDC60V以下
陽極は75cm以上に埋設
周囲の電食も防ぐ
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接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
電気で腐食を止めるが
周りの金属にも回る
流した電気が周囲の埋設金属に回ると、逆に腐食を早める。
電圧を細かく制限し、電食障害の防止までを一体で考える
60
V以下
75
cm以上
10
Ω以下
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【090】|電気防食施設」
SECTION
01
この章で答えること
電気で腐食を抑える技術
海洋構造物・タンク・埋設配管・橋梁などを長く守る
このセクションで扱うこと
01
電圧の制限
02
陽極と配線の基準
03
接地と電食対策
02
電圧・陽極・周囲の3段で見る
制限・埋設・対策
電源は低圧、回路はDC60V
電源電圧は低圧300V以下とし
防食回路の最大電圧はDC60V以下に抑える
電位差にも上限がある
陽極周辺は直流10V以下
地表や水中の任意の点相互間は5V以下
陽極は原則として地中に埋設し、埋設の深さは75cm以上を確保する。
陽極リード線と水中配線
リード線は直径1.6mm以上の銅線
水中配線は金属管や堅牢な樹脂管で保護する
D種接地と電食の防止
金属製の外箱や金属管にはD種接地工事
周囲の構造物には接続か絶縁の措置をとる
重量物の圧力を受けない場所では、30cm以上と堅ろうな保護板でもよい。
被防食体を接地極として使う場合は、接地抵抗が10Ω以下であることが条件になる。
03
取り違えやすいところ
電圧・埋設・接地
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
浅く埋めてよい
75cm
以上に埋設する
重量物
がなければ30cm
電源電圧だけ
DC60V
以下にも抑える
電位差
は10Vと5V以下
そのまま接地極
10Ω
以下なら使える
金属部
はD種接地工事
自分の設備だけ
周囲
の電食まで防ぐ
接続
か絶縁で措置する
水中配線は金属管や堅牢な合成樹脂管で保護する
この4つ、すぐ答えられますか
電圧の制限
電源電圧は低圧300V以下、防食回路の最大電圧はDC60V以下と定められている
電位差の上限
陽極周辺は直流10V以下、地表や水中の任意の点相互間は5V以下に抑える
陽極と配線の基準
陽極は地中75cm以上に埋設。陽極リード線は直径1.6mm以上の銅線を使う
接地と電食対策
金属部にはD種接地工事。被防食体を接地極にするなら接地抵抗10Ω以下で使える
埋設物が多い敷地では、防食の効果より周囲への電食障害のほうが問題になることがある。
04
確認する3つ
電圧・陽極・接地
電圧
制限
電源電圧は低圧300V以下
防食回路はDC60V以下
陽極周辺は直流10V以下
陽極
埋設
原則は地中75cm以上に埋設
リード線は1.6mm以上の銅線
水中配線は管で保護する
接地
電食
金属部にはD種接地工事を施す
被防食体は10Ω以下で使える
周囲へは接続か絶縁で措置する
地表や水中の任意の点相互間の電位差は5V以下。周囲の埋設金属構造物への影響まで見ておく。
05
まとめ|電気防食の施設
電圧・陽極・電食
1
電圧は何段にも制限する
電源電圧は低圧300V以下、防食回路の最大電圧はDC60V以下。陽極周辺は直流10V以下、地表や水中は5V以下
DC60V
2
陽極は深さと配線で決まる
原則は地中75cm以上に埋設する。陽極リード線は直径1.6mm以上の銅線とし、水中配線は管で保護する
75cm以上
3
周囲の電食まで見ておく
金属部にはD種接地工事を施す。周囲の埋設金属構造物への電食障害は、接続または絶縁・遮断の措置で防ぐ
接続か絶縁
埋設図を突き合わせて、接続するのか絶縁するのかを先に決めておくと確実になる。
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