257 TECHNICAL GUIDE自分は無事なのに自分だけ停電する 技術図書館へ
257
TECHNICAL GUIDE
方向性を標準にする
無方向性は大きさだけ見る
構内ケーブルは後で伸びる
整定は0.2Aと0.2秒
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接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
自分は無事なのに
自分だけ停電する
構外の地絡が続く間、自分の構内ケーブルの充電電流が
ZCTを逆向きに通る。これがもらい事故のしくみ
0.2
Aで整定
0.2
秒で動作
50
mが目安
出典:HARITAの設計室「地絡継電器の方向性(DGR)は標準で入れる」
SECTION
01
この章で答えること
方向性か、無方向性か
順番を逆にせず、方向性を標準に置いてから例外を確かめる
このセクションで扱うこと
01
もらい事故のしくみ
02
無方向性で足りる条件
03
整定と上位との協調
02
向きを見るか、大きさだけ見るか
事故・判定・将来
もらい事故はこう起きる
構外の地絡が続く間に、自分の構内ケーブルの
充電電流がZCTを逆向きに通って動作する
無方向性は区別できない
零相電流の大きさしか見ていないため
事故が構内か構外かを判定できない
方向性はZCTにZPDを足して零相電圧も見るので、地絡の向きを判定できる。
構内ケーブルは後で伸びる
増築や盤の増設で高圧ケーブルは長くなる
将来の変更に強いのは方向性のほう
無方向性で足りる目安
60Hz・0.2A整定で22sq 50m/38sq 42m
60sq 36m/100sq 29m。0.4A整定なら約2倍
地中引込や余裕の小さい物件は、条件の内側でも方向性にしておく。
無方向性の可否は、PAS負荷側の高圧ケーブルの合計こう長で確認する。
03
取り違えやすいところ
判定・条件・整定
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
どちらでも同じ
方向性
を標準に据える
無方向性
が例外になる
大きさで分かる
零相電圧
も見て判定
ZPD
を足して判定する
今のこう長で
将来
の増設まで見る
地中
引込は方向性で
整定は一律
物件
ごとに決める
協議
で変わることも
上位の遮断装置とは0.2秒以上の時間差をとる
この4つ、すぐ答えられますか
もらい事故のしくみ
構外の地絡が続く間に構内ケーブルの充電電流がZCTを逆向きに通って動作する
方向性が判定できる理由
ZCTにZPDを足して零相電圧も見るため、地絡が構内か構外かの向きを判定できる
無方向性で足りる目安
60Hz・0.2A整定で22sq 50m/38sq 42m/60sq 36m
整定の決めどころ
地絡動作電流0.2A、動作時間0.2秒が標準。上位とは0.2秒以上の差をとる
構内ケーブルが長いときは0.4A整定として、不必要動作を避けることもできる。
04
確認する3つ
仕様・整定・施工
仕様
標準
方向性を標準として決める
例外にするならこう長を確認
増設予定と引込方式も見る
整定
協調
地絡動作電流は0.2Aが標準
動作時間は0.2秒に置く
上位とは0.2秒以上の差を
施工
試験
ZCTの貫通方向を確認する
遮へい層の接地を確かめる
位相試験は年次点検でも
整定値は電力会社との協議で決まることがある。着工前に確認しておく。
05
まとめ|地絡継電器の方向性
判定・条件・整定
1
方向性を標準に据える
無方向性は零相電流の大きさしか見ないため構内か構外かを区別できない。方向性は零相電圧も見て地絡の向きを判定する
DGR
2
無方向性は条件付きの例外
60Hz・0.2A整定で22sq 50m/38sq 42m/60sq 36m/100sq 29mが目安。0.4A整定なら約2倍まで使える
こう長で
3
整定と協調はセットで決める
地絡動作電流0.2A、動作時間0.2秒が標準。上位の遮断装置とは0.2秒以上の差をとり、事故点を最小範囲で切り離す
0.2秒差
方向性にしても、ZCTの貫通方向・遮へい層の接地・ZPDの健全性は施工と試験で確認する。
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