26 TECHNICAL GUIDE幹線の許容電流電動機の有無で場合分けする 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
IW=幹線の許容電流
IM≦IH なら IM+IH
IM>IH・50A以下は1.25倍
IM>IH・50A超は1.1倍
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
幹線の許容電流
電動機の有無で場合分けする
幹線サイズは3項目のうち一番大きいものを採る。
ここでは許容電流による選定。電動機を含むと係数がかかる
50
A が分かれ目
1.25
倍(50A以下)
1.1
倍(50A超)
出典:HARITAの設計室「幹線計算|許容電流による選定方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
合計電流以上なら足りる?
電動機を含むと始動時に大電流が流れるため、そのままでは足りない
このセクションで扱うこと
01
3項目のうち最大を採る
02
電動機の有無と大小で場合分け
01
幹線サイズは3項目の最大を採る
どれか1つを満たせばよいのではなく、3つとも満たすサイズを選ぶ
許容電流
負荷電流値より大きい許容電流値を持つケーブルサイズ
この資料で扱うのはここ
電動機の有無で計算が変わる
電圧降下
電圧降下率が規定値以内に
収まるケーブルサイズ
こう長が長い系統で効いてくる
分岐幹線の遮断器
分岐幹線の場合
幹線の過電流遮断器との関係を
満足するケーブルサイズ
3項目のうち一番大きいサイズを採用する。許容電流だけで決めると、電圧降下や分岐条件で後戻りになる。
02
使う記号|IW・IM・IH
この3つを分けて数えるところから始める
電動機の総和
IM
定格電流[A]
×
その他の負荷
+ IH
定格電流[A]
×
係数
×
IMにのみ掛かる
幹線の許容電流
IW
A
電動機とは
電気を照明や熱に変換するものではなく、大きいモーターを動かして別の動きに
変換するもの。始動時に大きな電流が流れるため、幹線を決める際は
電動機が含まれるかどうかで負荷電流が大きく変わる。
係数が掛かるのは IM だけ
その他の負荷 IH は、そのまま加算する。IH に係数は掛けない。
IW=幹線の許容電流、IM=電動機の定格電流の総和、IH=その他の負荷の定格電流の総和。
03
選定フロー|3つに分かれる
電動機を含むかどうか、含むなら IM と IH の大小、さらに IM が50Aを超えるか
電動機(IM)を含む?
含まない
IW ≧ IH
含む → IMとIHを比較
① IM ≦ IH → IW ≧ IM+IH
② IM>IH かつ IM ≦ 50A → 1.25IM+IH
③ IM>IH かつ IM > 50A → 1.1IM+IH
始動時に大電流が流れるため
係数で補正する
電動機なし
1.25倍
1.1倍
電動機の負荷電流がその他より小さければ、合計の負荷電流以上の許容電流でよい。大きい場合だけ係数がかかる。
04
計算例|同じ IH でも係数で変わる
IH は共通で20A。IM の大きさによって必要な許容電流が変わる
条件
計算
必要な許容電流 IW
IM ≦ IH(例:IM 15A)
15+20
係数なし
35 A 以上
そのまま合計
IM>IH・IM≦50A(IM 30A)
30×1.25+20
1.25倍
57.5 A 以上
IM>IH・IM>50A(IM 60A)
60×1.1+20
1.1倍
86 A 以上
IH=20A で共通。IM だけに係数が掛かり、IH はそのまま加算する
係数の考え方
なぜ掛けるのか
電動機は始動時に大きな電流が流れるため、その分を見込む
50Aが分かれ目
IMが50A以下なら1.25倍、50Aを超えたら1.1倍
大きいほど緩い
容量が大きいほど始動電流の比率が下がるため、係数は小さくなる
同じような式が何度も出てくるが、分かれ目は「IMとIHの大小」と「IMが50Aを超えるか」の2つだけ。
05
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
係数の掛け先と掛ける値を取り違えやすい
取り違えやすいところ
幹線サイズは許容電流だけで決まる
電動機があっても電流を合計するだけでよい
係数はいつでも1.25倍
IHにも係数をかける
正しくは
許容電流・電圧降下・分岐幹線の遮断器との関係の3項目のうち最大を採る
IM>IH なら係数(1.25倍または1.1倍)で補正する
IMが50Aを超える場合は1.1倍
その他の負荷はそのまま加算する
電動機の有無を先に判断してから、IMとIHの大小を比べる。この順序を固定すると迷わない。
06
まとめ|許容電流の求め方
有無 → 大小 → 50A の順に見る
1
電動機を含まないなら IW ≧ IH
その他の負荷の定格電流の総和以上の許容電流を持つサイズを選定すればよい
そのまま
2
IM ≦ IH なら IW ≧ IM+IH
電動機の負荷電流がその他の負荷以下なら、合計の負荷電流以上の許容電流でよい
係数なし
3
IM>IH なら係数で補正する
IM≦50A なら IW≧1.25IM+IH、IM>50A なら IW≧1.1IM+IH。始動電流を見込む
1.25 / 1.1
これは3項目のうちの1つ。電圧降下と、分岐幹線なら過電流遮断器との関係も確認して、一番大きいサイズを採用する。
出典:内線規程 ほか(適用は最新版で確認)
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